テーマ:暮らしを楽しむ(388457)
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雑誌の方の仕事は今日が校了で、やっと一息つける感じですが、
メール配達の方が通販雑誌がてんこ盛りでえらいこっちゃのA.G.真織です。 ごきげんいかが? 不況、不況といわれながらも、この通販雑誌の数。 通販業界は不況知らずなんでしょうか。 私は最近通販雑誌を読まず、ネットで見て注文してしまうので、 雑誌はすべて廃品回収行きです。 もったいないから、今度、通販会社に雑誌はいらないよ~と連絡しよ。 ところで。 夫の兄のところの柴犬ちゃんが赤ちゃんを産みまして。 その生まれた赤ちゃん犬を毎日のように兄さんがアップしてくれるのですが。 それを見た娘が、「犬飼いたい、犬飼いたい」と言うように。 ちなみに娘とは長女の事で、中学校一年生です。 そうはいっても、犬は生き物。家族皆でちゃんとお世話が出来るのかどうか、そこが問題。 2歳の末娘は論外ですが(自分の事もろくに出来ないので)、 7歳の息子や12歳の娘には、しつけや散歩、餌やりなどにしっかり参加してもらわないとダメです。 私は幼い頃からずっと犬の飼い主をやってきたので、犬を飼う事の楽しさ、 生き物を育てるという事の大切さ、責任の重さが、しっかりと身に付いています。 犬の飼い主になった事で、学んだ事は数多くあります。 だから出来れば子供達にも、犬を飼ってもらいたい。 ですが、それにはちゃんと世話に参加する、というのが絶対条件。 部活があるから、とか、用事があるから、とか、 そんな理由で世話を他の人に任せるようでは、とても犬を飼うことに「イエス」とは言えません。 うちの実家では犬の世話は当番制でした。 親が共働きで、帰りが遅かったので、平日の犬の散歩はほぼ100%私と弟の役目でした。 月水金は私、火木土は弟、というように。 もちろん、私達が風邪を引いたり、怪我をしたりした時は、両親が代打を引き受けてくれましたし、 お休みの日は、家族皆で散歩しました。 そんなある日。私は一度、遊びに夢中で、犬の散歩を忘れた事がありました。 その時、父は猛烈に私を叱ったんです。 「犬は一日中鎖でつながれている。朝と夕方の散歩を犬がどれだけ楽しみにしているのか、それがわからないか。たった2回のその楽しみを、お前はそういうしょうもない理由で取り上げるのか。可哀想だとは思わないのか」 …うちの父は大坂の人間なので、こんな上品な叱り方じゃあ、ありません。 すさまじく荒っぽい大阪弁で、どえらく叱られました。 でも、そんな父の凄まじい叱り様よりも。 私は父の言葉に衝撃を受けました。 叱られてから二十年以上経っても、忘れない程に。 犬は一日中鎖で繋がれている。 朝と夕方の散歩をどれだけ楽しみにしているか。 実家では『犬は外で飼うもの』という考え方でした。 だからずっと外で飼われていましたし、それが当たり前だと思っていました。 鎖でつながれるのは、当たり前だと。 だけど、父の言葉で私は初めて犬の気持ちを考えたんです。 犬を鎖で繋ぐのは、人間の都合。 本当は好きな所を思う存分歩きたいはず。 だけど外は車がいっぱい。人もいっぱい。 うちの犬は父の厳しいしつけで、絶対人を噛まない犬だけど、 世の中には犬を怖がる人もいる。 そして、犬に優しい人ばかりじゃない。 だから、鎖で繋ぐ。 犬が危ないめに遭わない様に。 犬で人が怖い思いをしない様に。 そんな勝手な人の都合を、犬は受け入れている。 嫌でもなんでも、受け入れて、一日中繋がれている。 そんな犬の楽しみは、その繋がれた鎖を外してもらえる、散歩の時間。 リード(引き綱)はつけられるが、犬小屋周辺だけだった世界が、ぱっと広がり、 たくさん歩ける時間。 犬の気持ちになれば、そんなささやかな楽しみを奪おうなんて気持ちにはならない。 私は深く、深く反省しました。 もう二度と忘れない。 長女が犬を飼いたい、と言った日、私はこの話を彼女にしました。 が、未だに「散歩とか、部活あるし、出来ないよ」とか言ってます。 わかってないね、あんた。 でも、わからないのも無理ないか。 だってまだ飼ってもいないし。 飼い始めれば、犬への愛情がわくし、そうすれば、彼女の考え方も変わってくれると思います。 ただ。 問題はそれだけないんです。 うち、泊まりがけの外出をするんです。 私と夫の実家が、それぞれ遠いので、 お盆や年末、季節事の連休は、どちらかの実家に行く事が多いんです。 その時、犬を一緒に連れて行けるか。 そこがネックです。 我が家の車が5人家族で5人乗り。 犬を乗せるスペースがありません。 だからといって置いて行くと、誰かにお世話を頼まなければなりません。 ちなみにうちの実家では犬好きのお隣さんが、留守中うちの犬の散歩や餌やりを 引き受けてくれていました…が。 う~ん。 犬を飼う事は、子供にとってとってもいい事で、 出来れば飼いたい。 もう一つ、飼いたいと思う理由に、夫の心の病の事があります。 心の病を抱えた人には癒しが必要。 飼い主に忠実で、無償の愛をくれる犬は、最高の癒しになるはず。 実際、いじめを受けていた小学校高学年の頃、 私は愛犬にたくさん癒してもらいました。 愚痴を聞いてもらい、悲しい気持ちを慰めてもらいました。 柔らかい体をぎゅっとするだけで癒されるんです。荒んだ心が。 撫でると、もっと撫でてと愛犬がすり寄ってくる。 ああ、愛されてるな、と思うだけで、凍えていた気持ちが、温かくなったんです。 犬はいい。 きっと夫の体にもいい影響を与えてくれる筈。 でも…。う~ん。 悩みどころです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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