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今日は1日早い母の日のものを、あぁちゃんに渡しに行ってきた。
大き目のブランデーグラスに入った、ブリザーブドフラワーのような発色のドライフラワー。 水色の小さな花のそれは、自分でも欲しいと思ったもの。 気に入ってくれたみたいで良かった・・・ その後、一人で大きなショッピングセンターへ出かけた。 久しぶりに行く。 ブラブラ歩いていると、前に懐かしい人を見つけた。 元彼。 ひとりだった。 もう逃げられないところまで来てしまっていた。 向こうにも気づかれる。 「久しぶり」 お互い、ぎこちなく交わす言葉。 彼とは22歳の時に知り合った。もう10年以上も前。 あたしがスナックに勤めている時のお客さん。 お互い一目惚れだった。 長い時間をかけ、お互いの事をわかってから付き合うようになった。 彼はそれまでの彼達とは違って、とても優しく、あたしを尊重してくれ、気遣ってくれる人だった。 あたしの知らないたくさんの遊びも教えてもらった。 釣りも、遠くへのドライブも、ウィンタースポーツも。 あたしは彼のことが大好きで、当然結婚するものだと思っていた。 しかし、父親とその頃父親が一緒に住んでいた女性に大反対され、引き離される事となった。 そんな彼と再会したのだ。 懐かしい彼は、ちっとも変わってなく、ちょっとぷくぷくした手がかわいかった。 当時、あたしが勧めた車に今も乗っていた。 「この車も、後1年半の命やねん」っていいながら。 当時、彼がしていたタグホイヤーの腕時計もつけていた。 今でもプレゼントしてもらったタグホイヤーは大切に持っている。 とても懐かしい時間が過ぎた。 あの頃、あのまま彼と結婚していたらどうなっていたんだろう・・・ 彼と引き離された理由。 それはその土地で商売をしている社長との見合いのため。 お金のために芦屋小雁そっくりな男と見合いさせられたのだ。 20位年上で、何度もデートをさせられた。 毎回、泣きながら連れて行かれた。 言いなりのまま結婚しないで本当に良かった。 先日、倒産したようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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