カテゴリ:個人的好みの話
黒 です。
死ぬ思いで購入したサマージャンボ宝くじが、手元に10枚。 これが、全部全部当たるとなると、9~11億円となる。 これを、元手として、株式投資を行い、30億に資本を増やす。 一気にやりすぎると、税金でバカバカ持って行かれちゃうので慎重に。 おおよそ、3~5年で30億に成長させる。 そして!私は、夢の事業を展開するのだ!! 「米印乳業」の設立。 何故、米印?かというと、雪印に対抗したという事もあるし、宮城は元々米産地なので、 その宣伝も微妙に兼ねて、という事です。ってか、ぶっちゃけ思いつきです。 ノンプラの小さなプラントでは、乳業資本への参入は、へたにすると価格面に於いてインサイダーでやっている農家の足を引っ張る、ダンピング的販売しか生き残れない事になりかねないので、沖縄森永乳業を遙かにしのぐ、30億の資本を持って、ビジネスに参入する。 「米印」が販売するのは、これから先、先細りが心配される市乳である。いわゆる、普通に売っている牛乳。 しかし、普通の普通では、「米印」に未来は無いので、我が社は効率を低下させても低温殺菌牛乳にこだわる。要するに、「おいしさ」にこだわる訳だ。 我が社が提供するのは、低温殺菌牛乳と低温殺菌低脂肪牛乳、余った乳脂の一部はしばらくの間は他メーカーにでも売ってやるとする。 低温殺菌牛乳なので、細菌学的乳質がよろしくない農家のものは、受け入れられない。 しかし、乳質が良いものに関しては、一般的取引額の30~50円のプレミアをつけて買い入れる。品質への要求は限りなく厳しいものになる。また、買い入れ価格が高いため販売価格もやや高めになるが、そこで、わたくしは、一手を打つ訳です。 「目的別販売価格の設定」です。 米印が狙うのは、先ずは地産地消を持って東北地区のシェア。それも、学校給食牛乳のシェアである。学校給食には、その辺のメーカーと同じ額で提供する。そして、販売店に卸す額の一部に、その差額を負荷する。要するに、我が社の牛乳を一般消費者が飲んでくれれば、くれるほど、学校給食を通じて、子供達が美味しくて安全でアレルギーも起こりにくい牛乳を安く飲むことができるというのがコンセプトとなるわけだ。 子供達が、休みに入って学校給食牛乳がニーズされない時期は、販売店への卸値をその分下げる。子供達の為に負担していただいていた金額を元に戻して販売するだけの話だ。 我が社は、高コスト・低利益となるので、販売量が勝負点になる。また、コストの内、原材料費が大きなウェートを占めてしまうので、無駄を極力省く必要が出てくる。 人は、真に熱意があり販売に意欲的な人を極力少なく高給で雇う。そして、人に負担が掛かりにくい効率的なオートメーションを製造に。製品管理には人も資材も惜しみなく。 社長は、他の仕事もしておりますので、あまり大きな役員報酬はつけなくて良いです。ってか、費用の内ここしか削れませんから、涙を持って役員報酬を下げましょう。 東北が席捲できたら、次は、関東を狙う。北海道も良いかな?ホクレンが面倒か? で、米印乳業の結末。 社長は、教育委員会への賄賂によって、贈収賄で逮捕されます。 学校給食牛乳の入札制度はかなり不透明な為、こうなるわけです。 そして、取材記者に追っかけられた社長が開き直って、こういうわけです。 「私は、それでも、国民に真に美味しくて安全な牛乳を飲んでもらいたかったのだ! 事実我が社より、優秀な牛乳など無いのだから!」 最後は、開き直って製品を自慢します。 さあ、先ずは、9億円のゲット! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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