隠者の遠近見聞回想録

2010/08/13(金)14:45

月遅れ盆迎え火。

   今日は、13日の金曜日、仏滅、盂蘭盆会の日だ。 昨夜は仕事場で日本酒を呑んだのでバイクを置いて歩いて帰宅・・・、今朝はこのまえ買ったばかりの歩け歩け用の靴を履いて勇んで自宅を出た。 さすがにお盆の初日とあって、途中、いろいろな光景を目にした。   吉川の延命寺(真言宗豊山派)では、家紋入り堤燈に迎え火を貰う人たちでいっぱいだ。 本堂のなかでもたくさんの人が立ち働いているようだ。  かつて融資でお世話になったJAの担当者と、十数年ぶりに山門前で会った。      中川に架かる吉川橋のたもとにある和菓子屋さん「まるしん」の前、いつになくたくさんの人が行列をつくっている。「何を買うのだ?」と聞くと、「餅を買うのだ」という。つい最近まで農家ではお盆のお供え用のお餅はみんな自家製だったが、いまでは誰もつくらなくなり、橋を渡って買いにきているのだという老婆の言。   吉川橋を渡って越谷分に入ってすぐ左側にある墓地。このあたりは集落ごとに古くからの小規模の墓地が随所に散在している。   中島橋のたもとを左折して元荒川ぞいの遊歩道に出る。朝早くから釣り糸を垂れる老人がひとり。 そういえば、拓郎さんに、♪ 年老いた男が 川面を見つめて 時の流れを知る日がくるだろうか ♪という歌があったな・・・。まさに、そのままの後姿ではないか・・・・・・!。    普段は通ることのない川沿いの細い道を選んで歩いていたら、なんと、目の前に可憐な蓮の花がいくつも咲いている場所が広がる。 驚きだね。感動したね。 農家の屋敷林に隣接して稲田が広がっているが、その稲田のなかに蓮の花が点在して咲いている。 月遅れ盆迎えの朝に、思いもかけず、蓮の花との遭遇だ。 なにか、よいことがありそうな気がする。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 今宵は、19時頃から、この仕事場で、盟友の「はっとり正一」とのふたり呑み会がある。

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