人と犬の前立腺肥大症治療法には雲泥の差! 人の場合は患部切除、犬は野蛮な睾丸切除!
愛犬が前立腺肥大症になった。薬だけの治療を続けるか、手術をしたほうが良いか悩んでいるとの投稿があった。その投稿文の主要部をこの下に引用してある。その詳細なやり取りはステロイド剤はその場逃れの対症療法薬だ! アトピー性皮膚炎はかえって重症化する!にある。 生き物は壮年期を過ぎると加齢と共にいろんな病気になる。避けて通れない宿命だ。私にも愛犬のパロにもいづれ起こりうる病気かも知れないので、人と犬の前立腺肥大症について調査して勉強した。ビックリ。両者の違いには月とスッポンほどの違いがある。動物の治療技術は人のそれよりも100年ほども遅れている感じだ。 人は前立腺肥大症の治療で、睾丸を切除されることはない。つまり、男性ホルモンの分泌がなくなり、性的不能者になることはない。その他に、男性ホルモン欠落症になることもない。 人の前立腺肥大症の外科的な治療法の主流は尿道の先から内視鏡を入れて、先端のカンナで前立腺肥大部分を削り、尿道を広げる。カンナの代わりにレーザー光を用いる新しい治療法もある。安全性が高く、手術は30分ほどで終わる。保健も適用される。経尿道的前立腺切除術(TURP)という治療法だ。 一方、犬の前立腺肥大症の外科的治療法は睾丸を切除してしまう。野蛮な去勢手術だ。日本の獣医は避妊・去勢の弊害を愛犬家に隠しているが、大変な弊害がある。詳細は避妊・去勢で犬はホルモン欠落症の更年期障害になる!にある。 前立腺肥大症の薬も、なぜか、人用は犬には使用されてない。主流は2001年に犬用前立腺肥大症治療薬として承認されたウロエース(商品名)だ。その主成分は酢酸オサテロンだ。人用には承認されてない。そのウロエースで平成19年に投与後24時間以内に犬が二匹死んでいる。医薬品の副作用報告書にある。 狂犬病ワクチンの副作用による犬の死亡数は、下記参考随想にあるように、日本では毎年約3,000匹だ。つまり、副作用報告書の約300倍の数だ。前立腺肥大症治療薬の副作用による犬の死亡実数も毎年相当な数になっているだろう。換言すると、ウロエースが人の前立腺肥大症の治療薬としては承認されないのは当然だろう。患者の男性がコロコロ死ぬことは世の中が許さないからだ。 なぜ、犬にも、人用の前立腺肥大症の治療薬を使わないのか不可解だ。まさか、人の医薬品を認可する厚労省と動物の医薬品を認可する農水省の縄張り争いが関係しているのではないだろう。もし関係があるなら、事業仕分けをして、医薬品の許認可権をすべて厚労省に統合したほうが国民のためになる。愛犬たちも救われる。 アメリカは人の医薬品も動物医薬品もFDA(食品医薬品局)が統括している。合理的だ。日本も縦割り行政の無駄を省くために、一つに統合すべきだ。愛犬が前立腺肥大症になり・・ 投稿者 : あずきさんおじゃまします。元獣医さんが来てコメントしていらっしゃるし、去勢のお話が出ているので、質問します。愛犬は6歳になったばかりのオスですが、いろんな世間でいわれるメリット、デメリットを考えて去勢はしていません。4代目の子ですが、歴代の子も去勢はしていませんでした。今回、排尿・排便に僅かな変化があり検診したところ、前立腺がかなり肥大していることが判明しました。一緒にエコーで観ましたが、素人目にも解りました。今は、ウロエース錠を1週間だけ毎日飲ませて、肥大した前立腺を小さくしているところです。先生が言うには、とりあえず小さくなっても、半年くらいすれば再発する可能性は大きいとのこと。私は年齢を重ねれば、また、肥大はおこると思っています。そこで去勢か、薬治療か、悩んでおります。できれば去勢をしたくはないのですが、、まだ6歳という年齢から、この先、肥大するたびにお薬を飲ませるのはなんだかやりきれない思いと、今、まだ手術できる年齢にしておくか・・・頭を悩ませています。追伸。人間の前立腺肥大の治療法も調べてみましたが、当然、睾丸を切除する去勢はありません。動物には何故人間と同じように処置できないのか歯痒い思いですが、今の現実として、どうしようもないです。現在、愛犬は痛くてどうしようもないなどということはなさそうですが、病院に入る前にかなりのおしっこをしたにも拘らず、エコーには尿が結構残っていました。きっとスッキリしない憂鬱な毎日だったかもしれません。投薬を繰り返すことは、そのうち薬の反応も悪くなっていくような気がしてなりません。そんなことはないのだろうか? いろいろ考えてしまいます。 ちなみに一つ。このブログの私のコメントを見て、今、生後数ヶ月で去勢を迷ってる人がやっぱりそうか・・・と安易に去勢を決めることをしなことを願います。我が家は、前立腺肥大症を発症し、今の年齢を考えた上、治療の為に去勢か投薬を悩んでいます。去勢をしなくても発症しない子も当然いますし、もっと歳をとれば僅かながらに肥大するのは自然の流れだそうです。人間も同じようですね。現在、愛犬が病気になってみても、小さい頃に去勢をしておけばよかったと後悔は全くしていません。一生、去勢をしないで済めばよかったのにと思うだけです。けれど、病気になれば、去勢するのも仕方ないことだと感じています。 参考随想集 狂犬病ワクチン副作用被害:日本は5万匹! 内3,000匹毎年死亡! 狂犬病注射有害無用論の随想集 狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。 狂犬病予防ワクチン注射のからくり 狂犬病予防法は御用済みの悪法だ 愛犬は公園でノーリード 動物愛護法と犬 公園ノーリードの犬達の写真集1 公園犬ノーリード禁止は条例の曲解だね 姉妹HPGoogleの環境保護のデイレクトリに選定されている優良HP