テーマ:愛犬のいる生活(76834)
カテゴリ:犬の病気
アメリカからの輸入商品で犬の涙やけを除去できると宣伝広告されている商品がある。その商品名をEye Envyという。
日本の輸入販売業者のホームページに次の記述がある。 アイエンヴィーの特徴 涙やけの原因であるバクテリアの繁殖を抑制して、涙で濡れても毛が赤くならないように防止します。 新しく生えてくる毛が赤く着色するのを防ぎ、毛替わりとともに白さが戻ってきます。 ハーブ処方なので目に入っても刺激がなく安心して使えます。 使い方 コットンにリキッドをたっぷりつけて、涙やけ部分を十分に湿らせます。少し乾いてからパウダーを毛の根本にこすりつけてそのまま置いてください。 一日2~3回つけると効果が早く現れます。 ※ 使っている間は毛が赤くなるのを防ぎますが、やめるとだんだん赤くなってしまいます。 Eye Envyのアメリカの製造販売業者のリンクはhttp://eyeenvy.com だ。 そのホームページにはEye Envyの具体的な成分名は記載されてない。 そのホームページの記述のうち、Eye Envyの成分に関する部分だけを翻訳してご紹介する。 Eye Envy is an EXTERNALLY APPLIED tear stain remover that really works! Eye Envy contains a cleanser, an astringent, and a natural antibacterial agent. アイエンヴィーは涙やけを除去する外用剤です。ほんとに良く効きます。 アイエンヴィーには洗浄液、収斂剤、および、天然の殺菌剤が含まれています。 ( 翻訳者: ブログ「愛犬問題」開設者 Paroowner ) cleanserは、個体の場合はクレンザーと翻訳されているが、この商品の場合は液体なので、洗い清めて清潔にする液体のことだ。いわゆる、リキットだ。 一般的に言うと、cleanserは洗浄液であり、病気を治す薬効はない。つまり、単なる水溶液だ。 astringentは、医学用語では収斂剤(しゅうれんざい)という。 傷口などの局所に塗布して、不溶性の被膜を作って局所を保護する粉末の薬剤だ。 ミョウバン、クエン酸、ホウ酸、硫酸亜鉛などの化学薬剤だ。 殺菌作用とタンパク質を変性させて引き締める作用がある。 ミョウバンは炎症抑制剤として口内炎に用いるほか、肌の引きしめや制汗剤として化粧品にも配合されている。 例えば、アストリンゼント・ローションは化粧水の一種だ。ミョウバン、クエン酸,ホウ酸などを収斂剤として,アルコール,グリセリン,香料,水などを混合して作ったものだ。汗の分泌を低下させ,皮膚をひきしめる効果がある。 まとめて言うと、収斂剤は体の一部を保護する薬剤だ。病気の根本を治す薬剤ではない。つまり、犬の涙やけを根本から治す薬剤ではない。 natural antibacterial agentは天然の抗バクテリア剤だ。いわゆる、殺菌剤だ。 日本でのEye Envyの販売業者の記述には、その殺菌剤はハーブだとある。どのような植物のハーブであるのかについては全く記述がない。日本の販売業者にはわからないのだろう。あるいは、勝手にハーブだと言っているのかもしれない。 上記のように、アメリカの製造業者のホームページにはハーブの記述はない。天然の殺菌剤だと言っているが、実際は、大量製造されている農薬の殺菌剤かもしれない。 獣医が販売している犬のノミ・ダニ駆除剤の成分は、人の肌には決して触れさせてはいけない猛毒の農薬だ。フロントラインなどだ。その詳細は下段の関連随想集にある。 犬の涙やけは、犬の目の中に細菌がいて、それが原因で目の下が褐色になっているのではない。目から流れ落ちて毛に付着した涙に細菌が繁殖して変色したのが涙やけだ。 だから、殺菌剤では涙やけを根本的に治すことはできない。つまり、Eye Envyはインチキ商品だ。 しかし、そのインチキ商品を使い続けている間は、涙やけが治ったように、その涙やけが薄くなったり、毛の本来の色になることはある。 言い換えると、Eye Envyの使用を中止すると、また、涙やけが再発する。いたちごっこだ。 日本のEye Envy販売業者のホームページには「使っている間は毛が赤くなるのを防ぎますが、やめるとまた赤くなってしまいます。」との注意書きがある。 なぜそのようになるかは、次のような因果関係があるからだ。 涙やけの根本原因は栄養失調だ。つまり、ドッグフードのタンパク質不足が原因だ。 だから、愛犬にドッグフードを食べさせることを止めて、鶏の手羽先の先やガラなどのタンパク質の豊富な栄養満点の食べ物を食べさせると治る。 獣医は、犬の涙やけの原因は涙管が閉塞しているからだとウソを言って、涙管を広げる手術を勧めている。 しかし、手術では涙やけは治らい。ブログ「愛犬問題」には、獣医にだまされて手術の被害を受けた愛犬家の獣医への怒りと悔恨の投稿が多い。 涙やけの原因は涙管が詰まっているのではない。目に流れ出る涙の量が多すぎるのだ。 犬がタンパク質不足の栄養失調になると、目に流れ出る涙の量が増える。 その増えた涙が目からこぼれ出て、頬に流れる。その流れ出た涙に細菌が繁殖して頬の毛に褐色の色を付けるのだ。つまり、褐色の色は、繁殖した細菌の塊の色だ。 だから、細菌を殺してしまえば、その色は消える。犬の毛の本来の色に戻る。 しかし、涙やけの根本的な治療をしないと何時まで経っても涙やけは治らない。 Eye Envyの販売業者が言っているように「使っている間は毛が赤くなるのを防ぎますが、やめるとまた赤くなってしまいます。」ということになる。 つまり、Eye Envyは使用し続けているときだけ効果のある一時しのぎのインチキ商品だ。そのように見せかけだけを治す方法を対症療法という。 一方、病気の根本を治す方法を原因療法という。涙やけの原因療法については、この下に記述してある。涙やけは鶏の骨の食事で治る。 Eye Envyは一時的な見せかけの効果しかないのに、きわめて高価だ。 リキッドとパウダーの組み合わせで使うことになっているが、その販売の最少量の50mlの組み合わせでも4千円だ。 すぐに使い切ってしまいそうな少量なので、237mlの組み合わせを買うと1万2千円だ。 薬九層倍以上のぼろ儲けを画策した悪徳商人の一攫千金を狙った詐欺商売だ。 詐欺師にだまされて、愛犬の生存中使い続けると相当の大金になる。 そのEye Envyの殺菌作用と同じ効果のある天然の精油がある。ひば油という。極めて安い。しかも、食品添加物としても認可されている安全な精油だ。そのひば油で自作したひば水で涙やけの褐色が消える。詳細はひば油で愛犬の涙やけと耳ダニが治った! ヒノキチオールは天然芳香無害な殺菌剤だ!にある。 涙やけを根本的に治す原因療法は鶏の骨付き肉などのタンパク質の多い手作り食事を食べさせる食事療法だ。 電子レンジでチンした鶏のガラなどを愛犬に食べさせるだけだ。簡単な方法だ。 しかも、鶏の骨付き肉は犬の大好物なので、愛犬は大喜びだ。 涙やけが治るだけでなく、毛の色艶も良くなる。臭い体臭もなくなる。 それだけではない。 犬の糞の量も半分以下に減り、その悪臭も激減すること間違いない。 そのうえ、愛犬の性格も穏やかになり、聞き分けの良いお利口さんになる。 人も犬も衣食足りて礼節を知る。 詳細は涙やけを鶏の骨の食事で治す! その随想集にある。 補足 獣医は加熱した鶏の骨は犬の胃や腸に刺さるので食べさせてはいけないという。真っ赤なウソだ。 獣医は白衣を着た詐欺師だ。あるいは、犬のことについて無知蒙昧だ。 いづれにしても、まともな職業人ではない。 犬の飼い方や犬用商品だけでなく、犬の病気やその治療薬については間違った風説風評が故意に流布されている。 インチキ商品や有害商品のあだ花が百花繚乱だ。 愛犬家一人一人がご自分の頭で考えることが肝要だ。 ブログ「愛犬問題」は、その考える端緒となる情報を提供しているだけだ。引用転載もすべて無料だ。ハイ。 上記本文記載以外の関連随想集 1 ひば油は天然のノミ蚊ダニ忌避剤で殺菌・殺カビ剤だ! その随想集 2 愛犬の主食鶏の骨に関する随想集 3 獣医のノミ駆除剤は猛毒の農薬だ!その随想集 ← トップページへ ボクの頭をコンコンしてワン! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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