大変アブナイ報告書が出たようです。有識者会議が「国力としての防衛力を総合的に検討」したらしいのですが,その報告書の内容が。
増税は必要だと思っていましたが,防衛力強化のために増税するって話にびっくりしてガッカリしました。有識者会議でも,反対意見など出ていないし,例によってイエスマンを集めて話をまとめる政府の姿勢は変わっていないのだと思いました。前に総理大臣を気の毒に思って損した気分です。
報告書は,「自衛隊が強くなければ国は守れないので,自衛隊員の処遇改善を含めて防衛費を上げ,自衛隊だけでは国は守れないから国民も我ことと思って防衛体制を優先させるべき」,のような意見に見えます。何かおかしいでしょ,って感じは誰でもわかりそうです。でも,これに反対したら非国民と言われるのでしょうか。
若い世代の育成のためとか,何か別の理由であれば増税も納得できたのですが,これでは前提の議論が問題なので何とかしないとマズイと思いました。政府はさんざん「国債が多くても国内で有しているから大丈夫だ」という理屈で押し通してきたわけですが,やっぱりそれではマズイのだとわかってはいたということだと思います。その突破口がこれですか。
歴史は繰り返すって本当なんだなあ。しかも,少しずつ形を変えながら繰り返していくから始末が悪そうです。
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最終更新日
2022年11月27日 12時23分13秒
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