今日、9月5日から、
愛夢舎は二学期の授業が始まりました。
早速、中学3年生を中心に、生徒たちが元気な顔を見せてくれました。
特に、中3生は、授業がない子たちも自習にやってきて、
明後日の北辰テストに備え、勉強。
「合宿効果」は、まだ続いているようで、感心感心
そんな中、良いニュースも飛び込んできました。
今年度第1号となる
大学受験合格。
やったー!
(正確には、短期大学)
「この時期に入試?」と思われるかも知れませんが、
現在の大学受験事情はフクザツでございまして
AO入試(アドミッションオフィス入試)を利用する場合、
まさに今の時期が佳境であったりする。
今回の合格も、
AO入試利用によるもので、
8月中に、1次試験として「グループディスカッション」、
通過後に訪れた2次試験の「面接」を乗り越え、
見事合格を勝ち取ったわけです。
前にも書きましたが、
僕は、AO入試という仕組みが好きでして、
それは合格のしやすさとかそういう問題ではなく、
AOに挑むに際しては、
自分自身の志望意欲を再確認することが必要で、
例えば、今回合格した生徒は、
今後、幼稚園の先生を目指すことになるのですが、
面接や処々の準備の段階で、
「なぜ自分は、幼稚園の先生になりたいのか」、
「幼稚園の先生とは、どういう仕事であるのか」、
「先生に必要なもの(=覚悟)」など、
改めて考える場があった。
高校生にとっては酷かも知れませんが、
いざ、志望動機を掘り下げていくと、
その「薄っぺらさ」に自分自身が気がつき、
生徒たちは「甘かった…」ともらす。
自分の考えの甘さにたどりつき、
それを乗り越え、
断固たる決意を固めた生徒たちが受験していく。
ある意味、学力試験のみで、
大した意志もなく進学していくより、よほど大変ですし、
なおかつ、重要であり、
そして、本来的である。
だから、好きです。
だいたい、
大学というところは、
「何かを教えてもらう場」では、ない。
大学は、あくまでも「研究機関」であって、
意志のない者にとっては、
実りの少ない時間が過ぎていく。
逆に言えば、
強い意志が固まった生徒であれば、
誰しもが受け入れられてしかるべきところで、
そして、だからこそ、
大学卒の価値は、
大学にどうやって入ったかではなく、
在学中をどう過ごしたかに集約される。
そこで、今回合格を勝ち取った彼女にとっては、
実は、これからが本当の闘いになります。
もっともそれは、自分の夢を実現するための、
充実した、楽しく喜ばしい「闘い」なわけですが。
頑張って、僕らが尊敬するような先生になってほしいと思います。
(僕は個人的に、今の世の中、
幼稚園の先生こそ、カギを握る方々だと思っています。)
ともあれ、おめでとう♪
ようやく、スタートラインに立てましたね。
…そんな中、
明日は明日で、数名の生徒たちが
AO最終試験に臨みます。
点数勝負ではないので、
就職試験同様に「相性」もあるので、
「ダメで元々…」で受けてこい、と送り出しましたが、
そうは言っても、入試本番。
緊張しないわけがない。
普段、深刻な表情をしない生徒が青ざめておりました。
大丈夫、その緊張を体験することだけでも、
キミにとって、大きな財産であるのです。
真剣に自分の進路を考えた、それがもう、大きな財産。
…ぶっちゃけ、こっちも気になって、なかなか眠れないのですが
Kama