こんばんは、鎌田です
「ドイツからのお客様シリーズ」、
今回は、浅草に出かけてみます。
そもそも、メラがまだドイツにいるときに、
どのへんを観光するか、考えてみた。
聞けば、その時点で
横浜方面、東京ディズニーリゾート、
原宿、皇居などへの訪問を予定していた。
カブリがなく、なおかつ外国人が興味をもちそうなところ・・・。
うん、
浅草かな
ところで、実は僕は
ちゃんと浅草を訪問したことがなかった
なんかのついでで寄ったくらい。
だから、いわゆる「みどころ」とか知らない。
そんなんで大丈夫か？
とも思ったんだけど、
たとえば外国人ミュージシャンが来日したときに
浅草を訪れているような写真は、確かによくみる。
それに、浅草を拠点にすれば
今話題のスポット
「東京スカイツリー」へも足をのばせる。
よし、ここは
浅草にしよう、
「浅草行っとけば間違いない」
とも言われるし
本屋で浅草のガイドブックを購入し、
それを片手に浅草寺を目指しました。
雷門をくぐって
仲見世通りを本堂に向かって歩く。
ジョジィは
ごっついSONYのデジカメを
門とか提灯とか、
日本的なものに向ける。
でもメラは
なんだかさめた表情・・・
仲見世どおりを歩いていっても
なんか一目散に本堂を目指している感じ。
お店の物色も、あんまりしたがらない。
あとあと分かったんだけど、
ジョジィはどうやら、本当に日本に対する興味が深い様子。
たとえば、寺の起源とか、
いろいろなスタチュー的なものにいちいち興味を示し、
「あれは何？」
「これは、どこのお寺でもあるの？」
などと質問してくる。
また、彼女は
日本語の文字、
平仮名、カタカナ、漢字を
相当高いレベルで識字できる。
だから、
「あの看板の２文字目は、
こういう意味だと思うんだけど、
この場合にはどういう意味？」
なんて質問も出てくる
一方、メラのさめた表情は
あながち「つまんない」ってわけでもなく、
それが彼女のデフォの表情だった
それは後からわかったことなんだけど、
とにかく、仲見世を歩いていても
なんだかまったく楽しくなさそう・・・。
う・・・これは
もしやの大失敗？！
あるお店で、
ようやく２人が食いついた。
芸能人のブロマイドを売るお店だ。
そうそう、
２人はともに
日本のヴィジュアル系バンドが大好き♪
なんなら、ドイツでは見られない
日本のバンドのライブをみることも
今回の目的のひとつらしい。
僕がアメーバでお友だちになっている外国の子たちは
ことごとく、みんな日本のアニメが大好き。
本当に、今の日本を象徴するものっていうと
「アニメ」なんだなぁ～～、って思う。
そんな中、
アニメにはそんなに興味がないけど
ヴィジュアル系バンドが好きという２人は
すこし珍しく感じた。
２人はブロマイド屋さんの店先に飾ってあった
ナイトメア？
なんかそんな感じのバンドの写真に食いついた。
お店の中まで入って
いろいろなバンドの写真を物色する。
・・・結局、そういうことね。
外国人だろうが、日本人だろうが、
２０歳前後の子たちにとっては
ジジ臭い扇子とか
せんべいとか
民芸品ではなくて
市原先生言うところの
「原宿的なもの」に興味があるに決まってる。
実際その後も
立ち寄るお店は
キティちゃんのグッズ屋だったり
かわいいマスコットのお店だったり。
お父さんにポストカードを買ったり、
かわいらしい「しおり」を買ったり。
「かわいらしいもの」を
そこそこのお買い物をしてました。
すべての外国人が
「じゃぱにーず・とらでぃしょなる・てんぷる」
に感動するわけはないですよね
あ、あとジョジィは
↓ こんな買い物もしましたよ。
快晴なのに、傘
この数日前、
２人は出かけていて雨にふられた。
傘はメラの１本しかなく、
しかもちっちゃい折りたたみ。
それに身をちっちゃくして２人で入って歩いたそうだけど
それでジョジィはこりごりしたらしい。
なにもこのタイミングで傘を買わなくても、と思ったけど
それほどまでにイヤだったんでしょう。
奇しくも、
僕らもイヤでたまらない
「ゲリラ豪雨」が連発した直後だったからねー。
さて、本堂にたどりつきました。
あの、なんていうんでしょう、
お参りの前に
「自分のよくしたい部分にかけると良い」
という煙もくもく。
あれは、これこれこういう意味で
かけてみるといいよー。
しかし、メラは
「バーベキューみたいな匂いで、イヤだ」。
・・・＞＜
お賽銭のあげかた、
お祈りのしかたなどをレクチャーし
僕と市原先生がお手本をしめす。
さあ、やってごらん♪
ジョジィだけお祈りしました。
メラは、なんだか恥ずかしかったのかな。
このあと、
河童橋道具屋街にも行ってみました。
「コック用の器具や食品サンプルがいっぱいある」
というと、
料理が大好きというジョジィは
少しテンションが上がってた。
・・・でも結局買ったのは
かわいい猫の置物。
ということで、今回の教訓。
「外国人は浅草へ」は
間違いとは言わないけど、
大当たりするとは限らないようです。
それより気にすべきは、
年齢や趣味だね～～。
・・・当たり前だけど。
途中のお店で
ソフトクリームで休憩。
抹茶とか甘栗とか
日本的なメニューがあるのに
彼女らは
しっかりと好物のチョコレートを食べてました
すべての「旅人」が
冒険者とは限りませんね～～。
次回、我々は
「東京スカイツリー」に向かいます。
kama
快晴なのに、傘
kama
