こんにちは、鎌田です
Yahoo!ニュースに
こんなのが出てましたよ ↓
高校では教えてもらえない…AO入試、塾で特訓
カンタンにまとめると
大学進学者のうち、AO・推薦での合格者が40%になった。
で、専門の受験対策をする塾や予備校の受講生が増えている。
高校では対策を教えてもらえないので予備校で教わっている。
W塾は05年にコース開設して高3生で、
年間89万円かかるそうな。
AO推薦専門塾のYYは06年に創業して
3~6か月で55万円ほどかかるそうな。
開設5年目のA塾はなんと、
自身が慶應大にAOで合格した現役学生さんの経営する塾で
月3~6万円で受けられるそうな。
まあとにかく
AO人気で
AO専門塾も注目されておる、と。
実は、ウチも
AO対策、やってるんですよ
AO合格第一号が2005年のことだから
ウチも
かれこれ10年やってきました。
4回の指導(平均2週間から一ヶ月)で
16000円で…。
…よそさんの料金設定みてたら
ウチの授業料体系、
すっごい問題あるように思えてきたぞ
記事では
「高校では教えてくれない」
という見出しになってますが
実際のところ
ウチの近くの県立高校でも
指導してくれる先生もいらっしゃいますよ。
ただ、総じて
「教えてくれない」と言われても仕方のないレベルです。
というのは
AO指導ってのは
「就職指導」に近い性質であって
「AO入試=小論文=国語」
と短絡的に考えて
国語の先生のところに駆け込んでも
まるで意味のない場合もある。
指導してくれる先生がいたりいなかったりするのは
要するに、
指導「できる」人がいるかいないかの問題だと思います。
だってさ。
ヘタすりゃ、
「民間」の就職活動、
就職戦線に触れたことのない方だっているわけでしょう。
「自分が就職したことないのに
就職指導ができるわけがない」
とか
そこまで極端なことを言うつもりはないけど
実際、手探りで指導される先生もいらっしゃるのではなかろうか。
だから、面接対策と称して
いわく
「正しい座り方」とか
「正しい言葉遣い」とか
そういうトンチンカンな指導を一生懸命なさる。
そこにおいて
確かに我々民間の方が
少なからず、強い
記事で紹介されてたある予備校さんでは
プロの俳優さんが面接での話し方を指導するそうな。
また、外資系コンサルタント会社の
元採用担当が講師をつとめるところもあるそうな。
うんうん、そうだろうな、
と首肯がいく。
かくいう「愛夢舎」は、というと
これまでのところ
僕が主担当としてやっております
なんとも頼りないかもしれないけど
一応、僕も「採用担当」でございましたよ。
(前職については
こちらの記事から)
学校の先生の採用に関わってたんですね。
3000人とか4000人とか
学校の先生の面接をしてきた。
もちろん理事長、校長のかわりに面接するわけだから
雇用主の意向というか、採用観点は共有される。
ウチの先生たちの中にも大学生は多いから
たまに「そういうハナシ」をしてあげると
喜ばれたりしておりますよ、はい。
今までのところ
愛夢舎高等部の「推薦科」は
国立埼玉大学、明治大学、日本大学、
東京薬科大学、武蔵大学、武蔵大学
などの大学や
看護専門学校などに
合格者を輩出してまいりました。
しかし
推薦科の「卒業生」は多くありません。
理由はいくつかありましょうね。
まず、推薦科について
上記のような性質ゆえ
結果的に「個別指導」になることが大半で
スケジュールを組むのが難しい、
言い換えれば「空きが少ない」
でもそれ以上に大きな理由として
ウチは
AO受験を
おススメしない
ものすごい大きな音をたてて
全員でずっこけるレベルの
どんでん返しですわな。
確認ですが
もちろん、高等部に「推薦科」は存在します。
生徒さんも受け入れています。
例年まさにこれからの時期
6月から7月にかけて
高校3年生のお問い合わせが増えてくるんですよ。
「AOで進学を考えているんですが」って。
お問い合わせがあった場合
一度、ご本人および保護者の方に、
ご相談に来ていただきます。
この面談で、
それこそご本人の状況とか
志望先とか、予定スケジュールとか
いろいろ確認し、ご説明していく。
するとね。
けっこうな割合の方が
AO入試ではなく
一般受験を目指す方向に変えられる。
ウチは別に説得しているわけじゃないですよ。
言っときますが
「AO=ラク」というのは大きな大きな間違いです。
AO入試ってのは
それこそ就職試験並なんだから
悪いけど、一般受験より難しい部分も大きいよ。
そのあたりをご理解いただいた上で
あらためてAOに挑戦しようということで
ウチでお手伝いする生徒さんは
90%以上の方がAO入試を成功させてきた。
でも、よーくお話をお伺いし、
いろいろご説明していくと
「一般受験でやってみようか」という方も多い。
だって、その子たち
一般入試で行けるんだもん。
悲しい現実があります。
近くの県立高校でね
「ウチから一般受験で大学行くのはムリだから
AOや指定校で大学に進学しろ」と
学校の先生が指導しちゃってる(偏差値55くらいの)ところがある。
ヒドイハナシです。
僕らが話してみて
少し勉強のチェックをしてみると
なんだ、一般で全然行けそうじゃん、って子が多いんです。
そしてね。
AOでも一般でも
同じ大学に行くなら
どっちでもかわらない
って思ってませんか?
「あなたは
どのような入試形態で
大学に入学されましたか?」
と就職面接で質問する企業があるそうです。
何を意図した質問か、
説明せずともお分かりだと思いますが、
AOって答えたら
連絡来なくなったという体験談があります。
もちろん、すべての企業が
そういう観点をもっているわけではない、
まだ少数派かもしれない、
AOでの進学者の中にも
立派な学生はいっぱいいるし、
少なくとも、僕が輩出してきた子たちは
そのへんの大学4年生よりも
よほどしっかりと
自分の大学卒業後のビジョンを語ることができる
しかし少なからず
「どこに入ったか」ではなく
「どう入ったか」こそ
注目すべき点であり価値である
と、
愛夢舎がずーーーーーーーっと
言い続けてきたことに
ようやっと追いついてきた企業が
増えてきたことも事実です。
↑ エラそうな言い方だけど、ホントだからしょうがない。
だいたいにおいて
ウチはやることが早すぎるようです。
AO対応を本格的に始めたのが10年前でしょ、
10年やってる間に
「AOで大学進学って、どうなんだろう…」
って思い始めたでしょ
そしたら、今さらのように
「今、AOがアツい!」みたいな記事が出るんだもん…
推薦科については
武蔵藤沢教室にお問い合わせください。
お受けする前に
ちゃんととご相談させていただくのが
前提になっておりますので
どうぞご理解くださいまし。
その子の大学卒業後の「幸せ」まで考えたら
当然のことです。
kama