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カテゴリ:芸能・エンタメ
3月2日にテレビ東京開局50周年の特別番組『50年のモヤモヤ映像大放出! この手の番組初めてやりますSP』(テレ東系)が放送され、当時、今までなかなか見ることのできなかった貴重な過去の映像が流れました。
3月2日に放送されたテレビ東京開局50周年の特別番組『50年のモヤモヤ映像大放出! この手の番組初めてやりますSP』。 「この手の番組初めてやります」というとおり、今までなかなか見ることのできなかった貴重な過去の映像のオンパレードだった。中でも凄かったのは、クレームが"ブーム"のような今では「この手の番組」以外では放送できない過激なバラエティ企画の数々。 「伊藤輝夫」時代のテリー伊藤演出を特集するコーナーでは、もはや本当に放送されたのか疑わしいくらいだった企画「東大生の血を輸血すると知能指数は上がるのか」も紹介され、被験者であるたこ八郎の「人類はETだ...」という謎のコメントが放送された。さらに、これまた伝説の「皮膚呼吸の限界に挑む」全身金粉マラソンや"リアクション芸人"時代の稲川淳二のトラとの一騎打ちや蛇2000匹とプールで泳ぐ映像などを放送。 そしてビートたけしが司会の『ビートたけしの家族でできる家族対抗いじわるゲーム大会』からは、あんこが入った水槽に顔を突っ込み真ん中の箱から出てきたものを探すゲーム「あんこの中身はなんじゃろな」を紹介。もし仮に今放送すれば「絶対に真似しないで下さい」なんてテロップが出ること必至な企画だが、若き日のたけしは「家庭みんなで楽しめるゲームですね」と笑っている。もちろんいずれの企画も苦情殺到だったという。しかし、その後放送された『いじわる大挑戦』ではオープニングの番組ナレーションで自ら「ほとぼりが冷めた頃突如として現れる」と言ってのけるふざけっぷりだ。 そんな中で個人的にもっとも衝撃的だったのは、『浅草橋ヤング洋品店』で行われた、25億の借金を背負った"紅白出場歌手"畠山みどりの借金返済プロジェクトと銘打って放送された畠山みどりの「スタントに挑戦」。なんと彼女に火をつけ、火だるまにしているのだ。番組では『ギルガメッシュNIGHT』「夜食バンザイ」での裸エプロンも紹介されたが、お尻には修正が入って見えないようになっていた。だが、この火だるま映像のほうこそ、たとえ「この手の番組」でも今放送するのはマズいだろっ! と思わずツッコんでしまうほど過激な映像だった。 そんな過激な映像は「この手の番組」以外ではネットの専売特許になりつつある。 たとえば先ごろ公開されたPS3ゲーム『魁!!男塾』のプロモーションスペシャルムービーでは「日本よ、これが芸人魂である!」と題して安田大サーカスのクロちゃんやななめ45°が体を張った試練に挑戦している。そこでは火に包まれる危険性と戦いながらロデオマシーンに乗る「呂出男盥支蠟」で、クロちゃんは文字通り、火だるまのように、全身が火に包まれてしまうのだ。 もちろん「過激」だからそれが「面白い」わけではない。「日本よ、これが芸人魂である!」で言えばクロちゃんの際立ったチャーミングさがあるから面白いのだ。 それが今のテレビでできないのはもったいない。「テレビはつまらない」「テレビはダメだ」というクレームがテレビをつまらなくダメにしていってしまっている。 けれど「この手の番組」では「今は放送出来ないけど昔は過激だった」というエクスキューズで、そんな過激な映像が今、放送出来ているのだ。逆に言えば、何かしらのエクスキューズさえあれば過激な放送も出来るということではないだろうか。 だったら作り手はなんでもいいから、ていの良いエクスキューズを用意してバカなふりをして面白いものを作って欲しい。 そういう"言い訳"なら喜んで騙されたいのだ。 引用:「今では放送出来ない!」 過激な企画をめぐるTVの「言い訳」とネット動画の挑戦- AOLニュース(2014年3月11日17時00分)Infoseekニュース さすがに、収録中に大怪我や死亡事故を起こされたら、本末転倒ですが(『ウンナンのやるならやらねば』(フジ系)、『筋肉番付』(TBS系)等)、やっぱり良い意味で常識離れした物が良いですね。昔は、芸能人達で、水泳大会やスポーツ大会など、面白い番組もありましたけどね。やっぱり予算の問題かな? 常識の範疇でもきちんと良い番組を作っているのは、NHKくらいかな? あれは、鬱病になっても落ち着いて見られるからね。何でだろう?
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最終更新日
2014.03.16 14:02:13
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