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カテゴリ:芸能・エンタメ
ベビーシッターに預けた2歳男児が遺体で見つかり、自称:保育士の物袋勇治容疑者が逮捕された件について、『スッキリ!!』(日テレ系)でコメンテーターとして出演していたタレント・大沢あかねさんの発言がネット上で批判を浴びています。
埼玉県のマンションでベビーシッターに預けられた横浜市の2歳男児が遺体で見つかり、18日に自称保育士の物袋勇治容疑者(26)が逮捕された。男児の母親は仲介サイト「シッターズネット」を通じて物袋容疑者にシッターを依頼しており、面識のない相手と保育契約を結ぶという現代ならではの事件として注目を集めている。 このニュースは19日に放送された情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)でも取り上げられたが、コメンテーターの大沢あかね(28)の発言が視聴者の間で物議を醸している。 番組では、MCの加藤浩次とテリー伊藤をはじめ、ゲストコメンテーターの宮崎哲弥も母親を責めるかのようなコメントを繰り返していた。その中で1児のママとして意見を求められた大沢は「私なら見ず知らずのシッターに預けることはまず有り得ない、理解できない」「公共機関などを通して信頼できるシッターを紹介してもらい、家に5、6回呼んで話し合いしてからお願いする」という趣旨の発言をした。 このコメントに対し、ネット上では以下のような批判が殺到している。 「あなたがちゃんとした人に預けてるのは、お金があるからだよ」 「5~6回も自分も一緒にシッティングとかそんな余裕のある母はそうはいないぞ」 「一般人は芸能人みたいに金持ちじゃないんだから預けるしかない場合もある」 「あなたのようにちゃんとした配偶者もいて、大金持ちでいくらでも預ける相手を選べる人はそうでしょうよ。どうして持たざる者の視点で考えられないのか」 「大沢あかねがドヤ顔で富裕層丸出しコメントしてるのみて、あ~想像力ない人いたわ…と思った」 その一方で「事情は人それぞれだけど、子どもを危険にさらしていい理由にはならない」「面談して、選ぶとか当たり前やろ。何が富裕層は違うやねんな。問題の根本はそこと違うやろ。頭悪いやつ多すぎ」といった賛同の声も一部あるが、批判の方が何倍も大きいようだ。 大沢といえば、神田うのや伊藤美咲ら「セレブママタレ」グループとは対象的な「庶民派ママタレ」として知られていた。だが、祖父は元プロ野球選手で日本ハムの監督や球団常務を歴任した大沢啓二氏であり、夫は人気芸人の劇団ひとり。芸能界の中で庶民派をきどってみても、一般との感覚にズレがあるのは否めないようだ。 確かに、ネットを通じて接触した素性のよく分からない人物に子どもを預ける行為は褒められたものではない。通常ならシッター企業と契約し、選別や教育を受けたベビーシッターを派遣してもらうのが安全だ。だが、そんなことは誰にでも分かる理屈であり、それでも仲介サイトを使わなければならなかった事情が存在するはずである。 シッター企業の場合、東京都の相場料金は1時間1,600円~2,300円ほど。だが、企業などに属さないフリーの個人シッターであれば、1時間1,000円前後で済む。多くの個人シッターは前述のような仲介サイトに登録しており、利用者は条件に合ったシッターを手軽に素早く見つけることができるが、サイト側は登録シッターを審査しておらず玉石混同の状態だ。 「利用者にとっては、サイトに登録された保育経験の年数や保育資格の有無などといった情報がシッター選びの頼りになる。しかし、ウソの情報を登録しているシッターも少なくない。また、保育資格のあるシッターが利用者と契約を結んでも、実際に子どもを預かるのは資格のない別のシッターという“飛ばし”もあるといいます。優良な個人シッターも数多くいますが、ネット上の情報だけで面識のないまま契約を結ぶため、悪質シッターを見分けることは不可能に近い」(業界関係者) どんな人物なのかは利用してみるまで分からず、問題があっても利用者からのクレームがあって初めて利用停止などの処分が下されるだけ。物袋容疑者も利用停止処分を受けていたが、ハンドルネームやアドレスなどを変えれば別人を装って再登録できたため、効果はあまりなかったようである。 本来ならシッター企業に頼んだ方がいいが、死亡した男児の母親はシングルマザーで二人の子どもを抱え、決して裕福な経済状況ではなかった。企業に頼みたくても頼めない事情があった可能性は十分にあるだろう。 安価で信頼できるサービスとしては、国のシッター仲介事業ともいえる「ファミリー・サポート・センター」や自治体運営の泊まり保育「ショートステイ」とった制度がある。だが「実施施設の数が限られている」「長時間預けられない」などといった問題があり、使い勝手はよくない。サービス自体の周知も進んでおらず、制度の存在を知らないという親も多い。 であれば、安価で泊まりの保育に対応してくれる個人シッターに頼ってしまうのも致し方ない部分があり、息子を失った母親をテレビ番組という公共の場で感情的に責め立てる言動は疑問を感じるところだ。経済的に恵まれた「テレビの中の人たち」が、このような問題を語ること自体がナンセンスなのかもしれない。 いずれにせよ、今回の問題は「母親が悪い」「シッター仲介サイトが悪い」という単純な結論で解決するものではないだろう。シングルマザーや困窮した家庭でも、無理せず安全な子育てができるような環境の整備が求められる。 (文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops) 引用:「庶民派」のはずが…大沢あかね、ベビーシッター事件の無神経コメントで炎上- メンズサイゾー(2014年3月19日19時00分)Infoseekニュース ベビーシッターの事件について、Q&A方式でちょっと解説。 Q.まず、ベビーシッターの事件について教えて。 A.埼玉県富士見市のマンションの一室で横浜市磯子区に住む無職の母親が子供を2人預けましたが、そのうちの1人で長男・山田龍琥(りく)ちゃんが遺体で見つかったことがきっかけで、神奈川県警は18日、遺体を放置したとしてベビーシッターの物袋(もって)勇治容疑者を死体遺棄の疑いで逮捕しました。 長男の遺体には複数のあざがあり、司法解剖の結果、窒息死の疑いがあったそうです。また、次男もケガをしており、病院へ保護されました。 更に、保育士を自称していた物袋容疑者は、実は保育士の資格を持っていなかったそうです。 Q.ネット上の見知らぬ人に子供を預けるのって、不安じゃない? なのに、何で預ける人がいるの? A.最大の原因は、やっぱり経済力の低さが原因だと思われます。現在の正社員の年収は、200万~300万円未満、非正社員は100万~200万未満と言われています。 雇用不安が叫ばれる今、万一非正社員となると、自分の生活を支えることが精一杯で、共働きでも子供が大人になるまでの経済力を蓄えるのは困難なのです。 また、保育園の児童待機、子供を預けられる時間の制限(「17時以降は預けられない」とかね)もあるので、安心して子供を預ける所を探し出すのは、結構難しいのですよね。その為、結局はネット上のベビーシッターに頼らざるを得ないという現状なのだそうです。 本来なら、大沢さんの言う通り、公共機関などを通じて信頼できるシッターを紹介してもらい、家に何回か呼んでもらい話し合ってから頼んだ方が良いと思いますが、中には金銭面などの都合でそれが出来ない人もいます。 「だったら最初から子供なんて作らなければ良いんじゃない?」と言う人もいるかと思われますが、自分又は愛する人との遺伝子を残したい、赤ちゃんが可愛いから、元々子供が好きだった、幸せそうな親子や温かい家庭に憧れて、後継者を作る為、世間体を気にして、できちゃった結婚(最近では「授かり婚」とも言うそうですね)、気付いた時にはもう中絶出来ない状態だったのでやむを得ずという人もいらっしゃると思います。 私は子供を産むどころか、結婚すらしていないので、子供を欲しがる人達の気持ちはよく分からないけれど、恐らくどんなに貧乏でも、愛する人と一緒にいると、どうしても脳内お花畑になってしまうのかもしれませんね。綺麗な所だけを見て、子育てのリスクや負の一面に気付いていない。そんな感じだと思っています。 子供を育てるという事は、きちんと親としての責任を取らないといけません。それが出来ないなら、最初から子供を作るべきではないとは思っていますが、ライター・荒井禎雄さんは、『現在結婚適齢期にある日本人は、心のどこかで「自分の生活に無理をしてまで子供を作る意味があるのか?」「夫婦だけで仲良く暮らして行ければ子供なんていらないんじゃないか?」「作っても将来に責任が持てないのだから、子供なんて作るべきではない」など、生命の根源の部分を否定するような悩み を抱えている状況だということを忘れないでいただきたい。』と語っています。 個人単位なら「子供を産まない」という選択肢もアリかもしれません。でも、国全体で考えると、果たしてそれはプラスになるのか? 十数年も前から少子高齢化が叫ばれており、将来は労働者の人数が減り、年金の受給額も減ると言われていますが、それでも良いのか?(勿論、無責任なのはダメですが) これを解決しようと思うと、もはや個人単位ではなく国の力を借りないことには不可能な状況でしょう。色々と難しいですね。 引用 昨年も預けて顔腫れ、背中にあざ…ベビーシッター物袋容疑者を死体遺棄で逮捕- スポーツ報知 参考 ベビーシッター紹介サイトの暗黒面、虐待承知で利用者が集まるワケ- 東京ブレイキングニュース 少子高齢化の死角 本当の危機とは何か お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.03.20 21:41:44
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