あの日の声を探して を観た。
舞台は、ロシアに侵攻された1999年のチェチェン共和国。世界には、ウイグル、寧夏、チベット・・まあ紛争が絶えない。それは、21世紀になったって変りゃしない。大量虐殺ってのがどこかで起きている。「チェチェンの首切り動画」なんてのがネットに流れて、チェチェン紛争の酷さは、日本人だって知っていた。なんせ第二次チェチェン紛争では、4分の1のチェチェン人が死んだと言われている。ウラジミール・プーチンは、クリミア自治共和国の編入とか、何と言おうか、、エリツィンの代行で出てきた時から、ずっとこんなだ。「ソ連の崩壊は20世紀最大の地政学的厄災だった」「ソ連の終焉を惜しまない者は心を持たない者である。だが、ソ連を復活させたいと願う者は頭脳を持たない者である」プーチンが10年前、議会で発した言葉だ。プーチン政権を厳しく批判し、暗殺されたアンナ・ポリトコフスカヤは、こう語った。今日のチェチェンにおける十代の子どもたちにとって、世界は絶え間ない恐怖そのものだ。来る年も来る年も、不慮の死をとげた家族や親類縁者、友人の葬儀に列席する。それこそ彼らが成長する間ずっとやってきた主な行事だったのだ。監督もこういうことを世界に発信したかったのだろう。舞台は1999年ロシアの侵攻を受けたチェチェン共和国。両親を目の前で銃殺された9歳の少年ハジは、そのショックにより声を失う。姉も殺されたと思い、赤ん坊の弟を見知らぬ人の家の前に置き去りにしたハジは、フランスから来たEU職員のキャロルと出会う。キャロルは戦争を前にして自分の無力さを痛感していく中、ハジだけは、目の前の9歳の少年だけは守りたいと願うようになる。ハジは声を取り戻し、自分の想いを伝えることができるのか。生き別れた姉弟と再び会うことはできるのか。暗殺・リトビネンコ事件 【DVD】価格:3,283円(税込、送料別)【楽天ブックスならいつでも送料無料】プーチン 最後の聖戦 [ 北野幸伯 ]価格:1,728円(税込、送料込)