カテゴリ:市販ラジオ
Sony StereoReceiverDeck RT-5。実家で不動で眠っていたものを発掘しました。 私が学生時代にバイトして買って使っていたラジオレシーバー&カセットデッキ一体型です。 デジタルテイストの新型が出たのですが、アナログチックのつまみの多いこれが気に入って買ったのを覚えています。 ずーっと電源も入れなかったので動作していたのかわからなかったですが、10年前の新潟中越地震の際にラックから落下して壊れてしまったものです。 今回、ちょっと気になって電源を入れてみたのですが、画像のようにアンプのレベルメータのLEDは点灯するものの、それだけでほかは動作しません。 チューニングダイアルの照明ランプも点きません。カセットデッキはモーターは回転するのですが、駆動系に接続されないようです。 どうやら、制御系の電源系がだめになっているような感じですね。 とりあえず開けてみました。かなり旧式のものです。時代的にはNECのPC8001やSHARPのMZ-80Kなどが爆発的人気を博していた頃です。 まだ、ラジオの自作ができるほど部品の供給はあったので、ディスクリートな部品構成が普通だったのでしょうね。 手前の透明な逆ブーメラン型のプラスチック板、チューニングダイアルの照明(ランプ)の導光版です。無駄に大きいのがSONYらしいというか、時代ものというかです。(当然LED照明ではない。当時はLEDはまだ高輝度ではなかったから。。。) エアバリコンが使われているのは、なんか、びっくりしました。エアバリコン=真空管ラジオ、というイメージがあったので。 AM用のバーアンテナ。外側に突出している長いケースだったのでかなり長いアンテナだと思っていたのですが、実は10cmサイズでした。。。。。orz なんというか、だまされたような感じです。 AMのOSCコイルでしょうか。基板の一番端っこに追いやられています。こういうところはやはりラジオ技術のSONYかなと。 こちらは、たぶん、IF部でしょうか?OSC側と離されてレイアウトされています。 今のようにワンチップのAM/FMラジオICなどまだ無い時代、こんな複雑な回路構成になってしまうのでしょうかね。 こちらはFMのRF部でしょうか。シールド版で仕切られていますね。 エアバリコン、4連の親子バリコンでしょうか。 パティングVRコンデンサ追加されているのが見えます。 回路図が無いので良くわかりませんが、RF部(右)とIF部(左)が中間のAF配線パターンで仕切られているのがわかります。 どうやらこれはレシーバーのみの基板のようですね。この下にたぶん、電源系とAF基板、カセット関係の回路があるのだと思いますが、これ以上分解しても所詮素人には治せませんから、分解はここまで、です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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