カテゴリ:無線機
たとえば、このような共振周波数からCの値を求める問題の場合、共振周波数の公式(f=1/(2π√(LC))から、 C=1/(4*π^2*f^2*L) 上の例では、 C=1/(4*3.14*3.14*7050*7050*10^6*2*10^(-6)) を計算しなければならず、計算負荷が大きくて面倒な計算になるので、計算間違いの危険性がおおきい。 それ以前に、計算が煩雑なので根性いれてやらないと計算できない。 計算が面倒でいやだ。 なので、楽に計算する方法について工夫が必要だ。 =>以下の様にすると、結構楽に計算できる。 まず、 1/π^2=1/(3.14*3.14)=1/9.8596≒1/10=0.1 としてしまう。 すると、 1/(4*π^2)≒0.25*0.1=0.025 となる。これを最後に割り算の結果に掛ける。 上の例で計算すると、 C=1/(4*3.14*3.14*7050*7050*10^6*2*10^(-6)) ≒0.025*1/(7050*7050*10^6*2*10^(-6)) ≒0.025*1/(7*7*2*10^6) ≒0.025*1/(100*10^6) =250*10^(-12) =250(pf) よって、 Cv=250-125=125(pf) ≒ 130(pf) となる。ほとんど計算の負荷がかからなくてすむ。 別の例で検証すると、 (3が正解) この問題で計算すると、 最高受信周波数とする場合、同調用可変コンデンサの値はC=Cmin+浮遊容量=30+20=50(pf)なので、 同調コイルL2の値は、 L=1/(4*π^2*7.1^2*10^12*50*10^(-12)) ≒0.025/(7^2*50)=0.025/(49*50) ≒0.025/(50*50) =10^(-5) =10*10^(-6) =10(μF) となり、小数点の煩雑な掛け算割り算をやらなくてすむ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.08.17 16:09:33
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