@itan-journ@l

2012/08/13(月)18:17

アエロフロート航空でプラハへ、モスクワ シェレメチェボ空港でトランジット!

プラハのクリスマス2008(8)

 ※2012年夏のトランジット記事はこちら 今年のクリスマスは、少し長めの冬休みを取って、彼の実家があるプラハへ行ってきました。「そうだ、プラハ行こう」と思い立ったのが9月中旬。しかし、うっかり者の私はそのまま飛行機の予約をずっと忘れており、「そろそろ、予約するか~」と思ったのが11月上旬。いつものKLMでもいいけど、まだ乗ったことのない大韓航空で行ってみたいな~、とトラベル子の安い順に出てくる旅行会社に電話をかけるも、どこもすでに満席・・・。このあたりで、薄々「ちょっとアクションが遅かったかも・・・」と思い始めました。欧州系の航空会社も既に満席・・・。予感が確信に変わり、あせった私は少なくとも25社の旅行会社に電話をかけました。チケットの価格帯が7~8万円のものは既にどこの航空会社も売り切れ。アエロフロートなら、その価格帯で空きがあると案内されるも、それはちょっと・・・。しかし代わりに提案されるものは10万超えのものばかりです。(JALの17万円ってのもありました。正気か?)予約をグズった私に残された選択は、「10万超えのチケットを買う」 OR 「お手ごろなアエロフロート(モスクワ乗換え)で行く」 ・・・。どちらを取ったのかは、この日記のタイトルでお分かりでしょう・・・。なぜ、そんなにアエロフロートを避けるかと言うと、4年前にアエロフロートでひどい目にあったからで・・・(格安航空券で行こう!その1~アエロフロート体験記(前) 、格安航空券で行こう!その2~アエロフロート体験記(後) ※老婆心ながら、こちらの日記を先にお読み頂いた方が、より楽しんで頂けると思われます)。しかし、よく考えるとシェレメチェボ空港での乗り換え時間がたっぷりあれば大丈夫なのでは?今回は2時間はあるんだし・・・と腹をくくってみることにしました。   今回、アエロフロート機に搭乗してまず驚いたのは、日本人客室乗務員がいるということです!3年前は日本線とも言えど全員ロシア人だったのに・・・。アナウンスも日本人客室乗務員によるネイティブアナウンスだし!ロシア人スッチーによる「アリガトーゴジャーマスタ」が聞けないのは、ちょっと・・・いやだいぶ寂しい。そんなわけでエコノミー症候群と戦いながら、モスクワ、シェレメチェボに到着しました。薄暗い、50年代風の空港・・・そうそう、こうだったよなあと4年前のことが懐かしく思い出されます。飛行機を降りた乗り換え客は、あの謎のトランスファーカウンターへ・・・。(ここで、うっかり階下のロシア入国審査待ちの列に並びそうになってしまいました。ドジ・・・)   相変わらず、ポンコツな感じのカウンター。天井部分は無数に並んだ洗面器の様です。   そして相変わらず、行列は進まず。何故かと言うと、このカウンターの先にセキュリティーチェックがあるからなんですね。しかし、乗り換え客はすでに出発地の空港でチェックを受けているのに、何故またチェックを受けなおさなくてはいけないんでしょうか??他の欧州の国際空港ではスルーなのに・・・。しかも、チェックを受けても、職員の人にドアを開けてもらわないと、空港内ロビーにはアクセスできません。でも、ここでカリカリするとシェレメチェボの思うツボです。ゆったりと構えて、社会主義時代の残り香を楽しみましょう・・・。ボーっと待っていると、「ワルシャワへお乗換えのお客様、いらっしゃいませんでしょうか。トランジットフォーワルシャワー」と日本語が聞こえてきます。見ると、スーツを着た日本人男性が。「ん?旅行会社のツアーコンダクターさんかな?」と見てみるも、流暢なロシア語で不機嫌そうなおばちゃん職員と話している彼は、どうやらアエロフロートの地上職員のようです!! 「な、なんと心強い・・・」 若干身長は低めですが(失礼)、しゅっとした清涼感漂うお顔立ち、ロシア語を操り、日本人旅客の強敵だったロシアおばちゃん職員と対等にやり合い、クールに業務を執行する彼は、この魔のトランスファーカウンターにおける天使、いや誇り高きサムライです!カッコイイ・・・。思わず賞賛の熱い視線を送ってしまうaitantanmenなのでした。   この分だと、今回のモスクワトランジット、楽勝かも~と思いつつチェックを通過。「もうすぐ搭乗時間!」とチケットに印刷されたゲート番号に行くと、既にゲートには行列が出来ていました。「おお、もう乗れるのか・・・」と思い、電光掲示板を見ると・・・ん?プラハじゃなくてイスタンブール行きになってる!どういうこと??チケットをもう一度見直してみるも、時間とゲート番号はココで合っている。きっと、この次にココがプラハ行きのゲートになるんだろう・・・と思い、腰を下ろして待つことにしました。しかし・・・、刻々と出発時間は迫ってきているのに、ゲートにはプラハと表示されません。心配になった私は、通りかかった空港職員のおばちゃんに聞いてみることにしました。(ロシア語は出来ませんので、もちろん英語で・・・)   私「あのー、(チケットを見せながら)プラハ行きってこのゲートでいいんでしょうか?」職員「プラハ行きは遅れているのよ」私「え、じゃあここで待っていれば、このゲートはプラハ行きになりますか?」職員「なるなる」   そっか。もう一度腰を下ろし、待つ私。空港内は、搭乗を促したり、到着機を知らせるアナウンスがロシア語と英語で放送されています。これを聞いていれば大丈夫か・・・。とアナウンスが流れるたびに全身を耳にして聞くも、プラハ行きのアナウンスはありません。10分とたたずまた不安に。経験により、何も起こらない場合は間違っている場合が多い。   大体、空港には全体のフライト情報を載せた掲示板が必ずあるはずなのに・・・ビエラの電光掲示板は、あるにはあるけど、ずっとCMが流されているだけで、肝心のフライト情報が出るのはほんの一瞬です。   ほとんどCMが流されているビエラのプラズマテレビ。広告費を稼いで空港改築??  しかもそのゲート周辺の情報しかないし。いったい全体のフライト情報はどこに??と思った私は、4年前に待たされた職員事務所横にある小さなチケットカウンターのことを思い出しました。あそこは確かトランジットのデスクだったはず・・・。と行ってみると、あった!ありましたー。カウンターの上に全体のフライト情報が!しかし、小さ!!  ↓↓↓2枚の小さな掲示板。黄色い縁取りは、クレムリン宮殿をイメージしてる?   プラハ行きは定刻より1時間遅れて、別のゲートがアサインされていました。これ、これだよ私の求めていた情報はー!!しかし、その後、搭乗までアナウンスを注意して聞いていましたが、プラハ行きのゲートチェンジを知らせるアナウンスはありませんでした。チェコ語であったのかな??その後、飛行機に搭乗後もさらに接続で遅れている旅客を待つために1時間半待ち、プラハに到着したのは、東京の自宅を出てから24時間を経過していました・・・。   幸い、帰りのプラハ~モスクワ間は遅れませんでした(3時間くらい待ち時間があり、お尻が痛かった・・・。シェレメチェボのロビー椅子はプラスチックで固すぎ!)。空港ロビー。地面からニョキニョキと生えている感じのランプが特徴的。そして、モスクワ~東京間の機材は!おニューのエアバスでした。個人スクリーンがついていて、LANケーブルとUSBの穴も完備されている近代っぷり(しかし、映画のラインナップはやや微妙&少なかった)。日本人スチュワードさんの慇懃無礼な対応も懐かしい。アエロはこれでなかなか変化を遂げているようですね~。でも、次にヨーロッパに行くときは、別の航空会社にすると思いますけど(笑)。   <アエロフロート搭乗時のツボ>・古い機体の場合、個人エンターテイメントスクリーンがないので、本と雑誌、ゲームなどの暇つぶしグッズを持ち込もう!・着陸時は拍手をしよう!(滑走路凍結時の着陸は、ヒュー!と盛り上がって、パイロットをねぎらおう!)・トランスファーカウンター前ではあせらず、奥のセキュリティーチェックを甘んじて受けよう!・シェレメチェボでトランジットのとき、最新の情報はトランジットデスク上の掲示板で確認しよう!おまけ:  シェレメチェボの免税店入り口。マトリョーシカはもちろん、クレムリン宮殿がプリントされたTシャツなどが買えます。    シェレメチェボの公衆電話。カバーがスペーシーなフォルム&ビビッドなカラーリングが可愛いです。    シェレメチェボの自動販売機。窓の部分をよく見てみると・・・。    セットされているのはリアルオレンジ!絞りたてをお届けってことですか?!すごい。残念ながらロシアンルーブルを持っていなかったので味は未確認です。 

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