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カテゴリ:キリシタン
![]() 会津若松市にあるローマ・カトリック教会の庭に置かれている キリシタンの像です。ある村から運ばれました。そう以前にこと ではないと思います。 正面から見ると何の変哲もない石です。正面の木の板はここに 運ばれてきてから作られました。横から見るとフィードを被った 人が祈っているように見えます。もしかすると子供を抱いている 姿かもしれません。 これもローマ・カトリック教会に運ばれてきたということから キリシタンのものだと確認できるのですが、そのまま山の中に置 かれていれば、誰にも見つかりません。村全体がキリシタンを棄 てていなければ、密告されることもありません。 これが運ばれてきたという市町村には、かなり多くのキリシタ ンの痕跡が残っています。風化がそれ程進んでいませんから、昔 はお堂の中にあったのかもしれません。それがいつの頃からか、 山の中に置かれていたのかもしれません。 石の祠が木造の建物の中に置かれているところは、会津ではい くつも見受けられます。 復活祭の頃に、子安観音のところにきれいな百合の花や色とり どりの花が供えられているのを見たことがあります。普段はそう した習慣はないようです。 「隠れているキリシタン」がいつ消えるのか。そしてその理由 は何なのか。おそらく、日本中にこうした村が残っているのでは ないでしょうか。伝承は潜っていますが、習慣は消すことが出来 ません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.27 18:24:39
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