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カテゴリ:キリシタン
![]() 【旧高遠藩領内のお寺】 これは旧高遠藩領内にあったお寺です。この本堂の右後ろには、素晴らしい日本庭園がありました。写真の本堂ですが、小生のコンパスは方位103度を向いていると示していました。計測した時に、コンパスの写真を撮ってあるので、メモしたり記憶しなくて済むので楽です。 会津でもよく見かける向きですが、ここが旧高遠藩領であるということを考えると、偶然とは思えません。そして、この周辺の村にも、小生がキリシタン方位角と呼んでいる方向を向いているお寺がありました。確かに地形や町との位置を考えるとこの向きの方が町の方を向いていることになるのですが、ここは曹洞宗のお寺です。何故、町の方を向けて建てる必要があったのでしょうか。 この本堂も最近になって建てられたように見えますが、山門の向きなどを考えると、それ以前の本堂もほぼ同じ向きに建てられていたと思われます。そして、ここにも土豪がいました。その土豪が菩提寺として建てたお寺だとされています。おそらく、16世紀中頃まではこの周辺一帯を支配していたのであろうと思われます。 このお寺の庭園は、お近くへ行かれた時には是非、ご覧になると良いと思います。非常によく手入れされているのですが、訪問者が自由に中を歩くことが出来るようになっています。塩尻市の曹洞宗のお寺を検索したら、必ず出てきます。小生も、また行ってみたいと思っています。塩尻市の文化財になっていますが、長野県の文化財であっても何の不思議もない庭園です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.19 21:34:09
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