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カテゴリ:キリシタン
【旧高遠藩領内のお寺】 これも塩尻市にある曹洞宗のお寺です。この本堂は方位120度方向を向いていますが、この一帯も保科正之公が高遠藩主の時に、旧高遠藩領内になっていました。そして、保科家の後の鳥居氏の時も、その後の内藤氏の時も、高遠藩領でした。 実は、松本市と塩尻市に跨って、「信州筑摩三十三観音霊場」がありますが、このお寺も、前述のお寺も札所になっています。前述のお寺の「札所本尊」は聖観世音菩薩、この写真の「札所本尊」も聖観世音菩薩になっています。一体何故、曹洞宗のお寺に聖観世音菩薩が祀られているのか、何回も申し上げますが実に不思議なことです。 ネット上にあるこの「信州筑摩三十三観音霊場」の一覧表には、三十三観音霊場になっている曹洞宗のお寺が10ヶ寺あると記されています。また、臨済宗妙心寺派のお寺が1ヶ寺あります。そして、そのサイトの説明文には「札所寺院には平安時代、鎌倉時代創建といった古刹も多く」と記されています。 鎌倉時代に創建された曹洞宗のお寺に、観音菩薩が祀られるようになったのはいつ頃のことなのか、ネット上にはそれを記してあるサイトを見つけることが出来ませんでした。また、このお寺の宗旨が書いてあるサイトは、「信州筑摩三十三観音霊場」の一覧表以外には見つけることが出来ませんでした。「同じ仏教だから」という考え方が広まったのは、いつ頃のことなのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.19 22:24:37
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