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カテゴリ:キリシタン
【「JNRI」と「INRI」】 日本ではよくあることです。日本史と世界史が完璧なまでに分化してしまっているので、日本史がご専門の方々は、キリスト教のことをあまりご存じありません。ですから、会津にある「隠里石」に関してはどなたもお気付きにならなかったようです。小生も『会津鑑』を調べていて「隠里石」を最初は「かくれざといし」と読んでいました。パソコンで入力する時に「いん」「り」と入力して気が付きました。(逆光で撮ったので、あまり上手く撮れていなくて申し訳ございません) 前にも記しましたが、この「INRI」は<< Iesus Nazarenus Rex Iudaeorum >>というラテン語の4単語の頭文字です。日本聖書協会『新共同訳聖書』では、「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」と訳されています(ヨハネ福音書19章19節)。キリストが十字架に架けられたときに、こう書かれた札が掲げられていました。 小生もキリシタンの研究を始めてから、かなり仏教に関する文献を集めました。神田神保町には仏教関連の文献をたくさん置いてある古書店もあります。所長に手伝ってもらって、いろいろな本を漁ったことがありました。最近は専らインターネットの古書サイトです。ウィキペディアなどに参考文献が上がっていると、すぐに探してみたこともありました。 ただ、こうしたことをすぐ近くにあるローマ・カトリック教会でお伺いになれば、こうした間違いはしなくてすんだだろうと思います。それにしても、あの高槻城趾は素晴らしいです。堀が残っています。昨夜は「幅24メートル」とされていました。当時の鉄砲の有効射程距離を考えてのことであろうと思われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.02 11:05:08
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