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カテゴリ:キリシタン
【旧高遠藩領内のキリシタン方位角】 前述の拝殿の裏の高いところにあった建物ですが、中には木製の祠があり、「奉正遷宮 守屋社」と書かれた木製のお札が祀られていました。この弊殿も拝殿と同じ方位160度方向を向いています。お参りされる方は、方位340度方向を向いてお参りすることになります。 地球上の2点AとBで、AからBはどの方向に当たるかに関しては、経度を正確に計ることが出来なかった時代には、計算不能だったとされています。ですから、キリシタン方位角は非常にアバウトに考えなければならないのですが、コンスタンチノープルにあるモスクで、かつてギリシア正教会の礼拝堂として用いられていた時の祭壇の位置を考えると、会衆はエルサレムを向いていることになり、それもかなり正確なものであることが、衛星写真の解析で判っています。ただ、古い時代にどうやってコンスタンチノープルからエルサレムの方向を導き出したのかが判らないそうです。かなり以前に、テレビの自然科学番組で放映していました。 神社の縁起に関しても、不思議なことがたくさんあります。特に日本では、「神代」と呼ばれている時代に溯ることが出来るように記されていると、そこで思考が停止してしまいます。『古事記』や『日本書紀』には、神話が記されていますから、その神話が、どの時代に、どのような人々によって、どのように形成されたかを考えなければならないのですが、それが記されている文献になかなか巡り会えません。 この守屋神社、気になることがまた出てきたので、明後日、伊那谷から茅野方面に抜ける時に、もう一度寄ってこようと思っています。先程、友人から携帯に電話があって、「預けている線量計を持っていけよ!」と言われました。撮影用の小道具をポケットに入れているベストのポケットに入れておきます。こう書けば、彼も安心すると思いますから‥‥‥ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.09 20:30:10
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