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テーマ:東日本大震災(82)
カテゴリ:東日本大震災
【計算してみました】 この写真は今年の3月24日に撮った写真です。所長と二人で、鶴ヶ城を見に行きました。午後3時半頃ですが、本丸内にはほとんど人は歩いていませんでした。 気になり続けていたので、所長にデータを読み上げてもらって、福島県が公開しているデータから、3月13日午前7時からから3月31日午後11時までの会津若松市街地で測定した環境放射線量を積算してみました。1時間に数回測定している値は、毎正時の時刻だけを採用しています。(3月13日午前7時よりも前は、測定していなかったようです) この約450時間の環境放射線量の積算値は、158.92μSvもあります。これに4月1日以降の放射線量を積算するとどれくらいになるか、データベースに書き加えて積算してみたいと思っています。ただ、一般的には、建物の中にいる時間は、環境放射線量に0.4を掛けた数値を用いているようですが、知人から預けられている線量計で小生が測定している限りでは、部屋の中はそれほど低くはなっていません。ことにガラス窓の近くなどは、外で計るよりも高いこともあります。 先日、ある方がテレビで「0.11μSv/hから0.15μSv/hで推移しているので、会津若松市は安全です」とおっしゃっていましたが、積算しないでそうした発言をするのは如何なものかと、かなり腹を立てました。確かに、多くの都道県では、かなり高いところに設置されたモニタリングポストの値を積算しているのですが、あの高いところにあるモニタリングポストは、地表付近にある放射性物質の影響を受けにくくするために、高いところに設置されていると説明されています。ですから、実際に地表付近で測定した値を測定しなければまったく意味を持たないと言わざるを得ません。そう言えば、東京都の石原都知事さんは、「自分は地表付近で計るべきだと思っている」とテレビのインタビューで答えていらっしゃいました。他県に比べると福島県はそうした意味では、妥当な測定をしているのですが、積算値が問題なので、個々の時刻の測定値だけでは何の意味も持たないのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.12.20 22:10:16
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