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カテゴリ:東日本大震災
【温帯モンスーン】 先日、食事をしながらテレビを見ていて愕然としました。震災や原発事故で避難されている方々が入っている仮設住宅で、水道が凍結して困っているというニュースが流れたからです。誰があの仮設住宅を設計したのでしょうか。最近は東京では水道が凍ることはあまりないようですが、小生が子供の頃には、冬になると時々ありました。亡母がお湯を沸かして蛇口にそれをかけていましたが、雪国では水道管の立ち上がり部分が凍ります。ここに専用のヒーターを巻き付けておかなければ、凍結して当然なのです。 まさか、虎ノ門あたりで設計した図面が送られてきて、仕方なくその通りに建てたのでしょうか。地元の建築業の方であれば、水道管に凍結防止用のヒーターを巻くことなど当たり前のことです。しかし、図面通りに立てて下さいと言われれば、仕方なくそうしなければならないだろうと思います。「お金だけ送って、『その土地の気候に合ったものを建てて下さい』で済むだろ。それが一番なんだ。」と思わず声をあげてしまいました。 この写真は、会津でも雪が多いところで撮った写真です。一番奥の雪が盛り上がっているところには2階建ての建物があります。もう、しばらく前からどなたも住んでいらっしゃいませんが、これだけ雪が積もるところがありますし、新潟県・山形県・秋田県の豪雪地帯ではこの程度では済みません。永田町や虎ノ門でお仕事をされている方々の多くは、冬になってもスキーなど行かずに、部屋でひたすら勉強をされていたのでしょうか。 「一晩で1メートル」は大げさではありません。小生も猪苗代や裏磐梯に住んでいるときに経験しています。あの頃は今よりも少し!若かったので、猛然と車の雪を除雪して「スキー場へまっしぐら!」でしたが、今これを除雪しろと言われたら、体中にコルセットを付けてでないと難しいだろうと思います。高齢化しているところでは、それぞれに助け合って除雪されているようですが、事故がないようにと祈り続けています。小生も、会津で最初の冬に屋根から2m近い雪が落ちてきて、埋まりかけたことがありました。やはり、永田町や虎ノ門でお仕事をされている方々に、雪国を体験学習していただく必要がありそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.02.03 08:47:21
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