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カテゴリ:日本の未来
【日本の農政】 上の写真に写っている道路から、沢の下に続く棚田を撮ったのが下の写真です。撮ったのは2004年9月26日でした。棚田が沢の下まで続いています。こうした小さな田圃には、大きな農業機械は入れられません。耕耘機に田植機を取り付けたような機械であれば、可能かもしれませんが、それにしても大変な作業です。 ふと考えることがあります。永田町に議席のある方の中で、農家に生まれ育った方が何人いらっしゃるかと‥‥‥。あるいは、永田町で「国益」という言葉が使われるとき、その「国」とは具体的には誰を指しているのかと‥‥‥。最近、不思議なことが多過ぎます。政治体制が変わると、国家間でそれまでに結んだ条約は効力を失うのでしょうか。日米安全保障条約は自民党に政権がある時代に締結され、そのまま自動延長になっています。しかし、日本とロシア帝国の間で結んだ「千島・樺太交換条約」のことは、どのジャーナリズムも問題にしません。 また、国際間の問題では、「後出しジャンケン」がありのようです。竹島や尖閣列島の領有権が問題になり始めたのは、その周辺海域に天然資源が眠っていることが判ってからです。サンフランシスコ講和条約の時には問題になっていません。それでいて、海上保安庁の船にコンクリート片が投げつけられても、単なる不法侵入で強制送還ですか‥‥‥。 日本という大きな客船を運航している方々が「国益」と考えていらっしゃることは、本当は国益ではないのでしょうか。しかし、この棚田を開墾し、春になれば、この坂を上り下りしながら農作業を続けてこられた方々は、少なくとも国益のためにそうした過酷なお仕事をされてきたのではないでしょうか。そして、最近になって使い始めた軽トラックに使うガソリンにも、道路特定財源の税金が掛けられています。皆さんは軽トラックを運転されたことがおありでしょうか。小生は、軽トラックで高速道路は走りたくありません。怖いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.08.18 21:29:24
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