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テーマ:甲斐の風景(15)
カテゴリ:キリシタン
【甲斐の風景】 前述の六地蔵のすぐ近くにあった十字墓です。戒名などが彫られていた痕は確認できません。正面に空いている穴のデザインは、よく見かけるものです。おそらく、高遠石工がここまで来ていたのであろうと思われます。高遠から、この近くの村まで来るのに、健脚の人であれば一日で来ることが出来たように思えます。 勿論、現在の国道などが通っているところではなく、ショートカット出来る路がありました。村々を繋いでいる路は国土地理院の地形図を眺めていると見えてきます。出来るだけ平坦になるようにした路が田圃の中に残っています。ただ、圃場整備が進んでいると、そうした路が消えてしまうので、発見することは出来ません。 健脚の方は、今でも3里まは午前中のうちに行ってこられるところだそうです。「若い頃は、平気で行ってきたんだけんじょ‥‥‥」とご高齢の方がおっしゃっていました。石工が移動時に持ち歩く道具は、それほど重くはありません。空身で歩くよりは少し歩きやすくなる程度の重さであったであろうと思われます。 彼らが歩いたかもしれない路を、小生も車で走ったことがあります。茅野から甲斐にかけての緩やかな斜面になっている一帯です。そして、村々が点々と存在するのですが、そうした村々の道路脇にも気になるモノが残っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.03 08:03:21
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