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テーマ:会津の風景(427)
カテゴリ:日本の未来
【南会津の豪雨 2011年7月】 これは今年の3月13日に、南会津を一周したときに撮った写真です。JR只見線の蒲生と只見の間にある鉄橋です。列車が走っていないだけではありません。列車が走れないということは、除雪車も走れないということですから、鉄橋の上には雪がこれだけ残っていました。 東京だと、事故で列車を運行できなくなったというだけで、大騒ぎになるのですが、2011年7月末の豪雨以来、JR只見線の会津川口⇔只見間は運休したままです。大都会だと、1時間電車が止まると大騒ぎになりますが、すぐに運転が再開されることが多いのではないでしょうか。JR只見線の運休は、そろそろ2年になります。 テレビでは、東北の「復旧・復興」というかけ声は聞こえてくるのですが、どこがどれだけ除染されたのか、人や物の移動のためのインフラはどれだけ回復されたのかは見えてきません。東日本大震災から、そろそろ2年半になろうとしていますが、未だに仮設住宅で暮らし続けている方々が大勢いらっしゃいます。 こうした情況になったのは、一時期もてはやされた民営化・規制緩和の結果なのではないでしょうか。あの頃「アメリカ並み」という言葉がよく聞こえてきましたが、日本は何故か、危機管理能力に欠けているようです。かといって、ボランティアで高齢者を病院へお連れすることも出来ません。病院まで車でお連れしたお礼にと、婆ちゃんが庭で作ったトマトやキュウリを頂いたら、車両運送法違反になりかねません。「お礼もできねぇでは、連れてってもらうわけにはいがねぇ」と聞こえてきそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.07.26 07:36:06
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