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テーマ:日本の未来(224)
カテゴリ:東日本大震災
【空から降ってきたもの】 2011年3月に原発が事故を起こして放射性物質が飛散した時に、「ホットスポットなどはない」とおっしゃった方がいたとテレビで流れていました。都会に住んでいて、大雪などとは無縁の方なのだろうと思いました。これは2008年2月16日に撮った写真ですが、昨日からの雪が同じように積もっているとは思えません。ほんの僅かな風向きの異いで、雪が積もる場所が変わります。また、周囲に新しい建物が建てられると、微妙に風向きが変わって、積もる場所が変わります。 猪苗代でのことですが、1980年1月から2月に掛けての大雪の時と1980年12月から1月に掛けての大雪の時は、日本に周辺の気圧配置がよく似ていたので、同じような積もり方をしました。しかし、比較的雪が少ないときでも、風向きによって、積もる場所が変わることを教えられました。 それを考えると、あの原発事故の時に吹き飛ばされた放射性物質が、どこにも同じように舞い降りたとは考えられません。そして、乾燥しているところでは、その後に吹いた風によって巻き上げられ、別のところへ移動するので、10分おきの放射線量のデータが刻々と変化していることが判ります。 最近まで、福島県内で一番放射線量が高かった場所が、最近になって急激に減りましたが、この原稿を書き始める前に確かめたら、放射線量が徐々に上がってきています。南岸低気圧で積もった雪が解け始めたのだろうと思いますし、常緑樹に積もった雪が落ちたのであろうと思われます。先日、会津若松へ避難されている方からお伺いしたら、ご実家のある浜通りの市町村で30cm程積もったそうです。政府の考え方に沿ったことを言う専門家と、事実を事実としておっしゃる誠実な専門家を見きわめる能力が求められているようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.15 20:05:52
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