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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津のとある村の「子安観音」像】 これは2006年10月16日に撮った写真ですが、とある村のあるお寺の墓地にありました。これも、山内強『会津のキリシタン』に載っています。そしてこの墓地には、何回も出掛けているのですが、出掛けるたびに新しい発見をしてきました。また、『新編会津風土記』をデータベース化している時に気が付かされたのですが、この一帯は実に興味深いです。 それだけではありません。実際にこの一帯を巡ってみると、様々なところでキリシタンの痕跡に出会ってきましたが、そうしたモノがあるところに、高遠石工の作品が残っているところがありました。もしかすると、この「子安観音」石像も高遠石工の作品かもしれないと思っています。 会津にある石造物で、高遠石工の名前が彫られているものは多くはありませんが、しかし、会津ではどの家にも石臼があったと聞いています。高遠石工の中には、石臼を彫るのを専門にしていた石工がいたようで、ここで写真をご紹介したことがありますが、使わなくなった石臼を集めて、お寺の境内に敷き詰められているところがあります。 保科正之公の家臣団の中には、高遠以来の家臣が数多くいました。『会津藩家世実紀』に名前が出てくる家臣の姓と同じ姓の家が旧高遠藩領内には数多くあります。勿論、保科姓の家も数多くあります。ですから、高遠石工が伊那谷から会津へ向かった道沿いを車で走ったことがあるのですが、長野県内だけでなく群馬県にもキリシタンの痕跡が残っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.24 16:20:30
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