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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【伊那高遠の馬頭観音石仏】 これは何回もここでご紹介したことのある馬頭観世音石仏です。頭部に馬の頭が彫られていますが、合掌した両手の下に「Α(アルファ)」が彫られ、腕から垂れている布が「Ω(オーム)」になっています。この石仏は、伊那高遠のとある道路脇に他の石仏や石碑と一緒に並べられています。 ヨハネ黙示録1章8節 有名な聖書の一節です。キリシタンの時代には、御ミサで読まれる聖書はラテン語でしたが、御ミサ以外では、宣教師は日本語で話をしていました。また、ローマ・カトリック教会の教理教育書は『どちりな きりしたん』と訳され、本文も日本語に訳されていました。 この石仏は間違いなく高遠石工が彫ったものであろうと思われます。これがある辺り一帯にも、石工がいたことは確認されています。そして、この一帯にも保科姓の家が残っていますし、代々保科家の家老職だった家と同じ性の家で構成されている村があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.09.19 16:48:42
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