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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【上州にある宝篋印塔群】 これは上州のとある曹洞宗のお寺の裏山にある墓地に並んでいた宝篋印塔です。説明板が建てられていて、「中世末に○○城主として、○○郡及び○○郡、旧○○郡の一部に勢力を伸ばしたが、天正十八年に落城後は、この地から姿を消している」と書かれていますが、後段で「安政五年(一八五八)四月に、二十五世の○○○○(信州松代藩士)が先祖の墓所と認定し、「○○家歴代の墓所」と刻んだ添碑を建てている。」と書かれています。 また、その後には「墓石は長い年月を経て塔身部の欠損や風化が進み、十三代播磨守○○の他は明らかではない。」と書かれていました。おそらく、お寺にも記録が残っていないのであろうと思われます。このお寺は十二代が、宝徳二年(一四五〇)ころ天台宗から曹洞宗に転宗したとも記されています。 天台宗であれ、曹洞宗であれ、宗門人別制度が施行される前に葬式を執り行っていたとは考えられません。まして、境内に墓地を造成したともお思えません。宗門人別制度が施行された後も、時宗ではご遺体を本堂に入れることを拒否していたと、圭室文雄『葬式と檀家』(吉川弘文館)に記されています。 この一帯を巡った理由は、いつかここに書けるだけの根拠を見付けることが出来るかもしれません。このお寺がある一帯にも、不思議なものが数多く残っていました。それらの中には、ここでご紹介したものが少なくありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.09 16:10:50
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