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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【越後のお寺に残る不思議なもの】 阿賀川沿いのとある一帯に不思議なモノが数多く残っているので、会津から見るとその向こう側の越後にも何か残っているかもしれないと思い、2011年10月9日に阿賀町よりも下流域にある一帯を訪ねてみました。この写真は、とある真言宗のお寺の境内に建てられていたお堂なのですが、「牛頭天王宮」と書かれた扁額が掲げられていました。牛頭天王はインドの祇園精舎の守護神とも、薬師如来の垂迹(すいじゃく)とも言われているものですが、疫病除けの信仰が伴っていると言われています。 ここは真言宗のお寺ですから、「牛頭天王」が祀られているお堂が建てられていても不思議ではないのですが、しかし、除疫神として、京都祇園社(八坂神社)などに祀るとも言われているので、それが気になって仕方がありません。会津のとある村に八坂神社が建てられているのですが、その八坂神社は小生が「キリシタン方位角」と呼んでいる方向を向いています。簡単に説明すると、お参りする方はエルサレム方向を向いてお参りをされていることになります。 ただ、キリシタンの時代には正確な時計がなかったので、その地点の緯度は計測できましたが、正確に経度を測ることは出来ませんでした、そして、神社は南向きに建てるのが一般的なのですが、あの八坂神社は東南東方向を向いています。非常に興味深いことですが、会津にはこの方向を向いている神社が何社もあります。それらの神社もここでご紹介してきました。 何しろ、会津には不思議なものが多いです。北向きに建てられている稲荷神社があるのですが、若松城下には、そうした稲荷神社を三ヶ所お参りすると願いが叶うという言い伝えが残っています。勿論、若松城下のすべての稲荷神社が北向きに建てられているわけではありませんが、キリシタン方位角を向いた稲荷神社もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.08 11:03:58
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