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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津のとある村のお寺の境内にある十字祠】 これは会津のとある村にあるお寺の境内にあります。2001年に最初にここを訪れた時には、「白山神社」と書かれた立て札がありました。それ以降、白山神社という神社を訪ねると、不思議なものが残っていることが多かったです。「神社」と言われていて、鳥居があると神道だと思われがちなのですが、中には不思議な地蔵菩薩像が祀られているところがあります。 そして、この祠のことを村の方は「キリシタン」と呼んでいらっしゃいます。ただし、キリシタンの研究者がよくここを訪ねてくるのでそう読んでいらっしゃるのだろうと思いますが、石祠としては会津では大きなものです。それだけではありません。これがあるお寺には秘仏の「子安観音」が祀られているのですが、ここは曹洞宗のお寺です。 実に不思議なことです。『新編会津風土記』にはこの村に白山神社があるとは記されていません。鳥居もありません。それで、この村の墓地を歩いてみたのですが、やはりこの石祠はキリシタンが何らかの意味を込めて建てたのであろうと考えられます。 このように、ある一つのものだけを見て、それがキリシタンのものであるかどうかを判断するのは非常に危険です。お寺や神社を訪ねた後で、墓地を歩いてみると、答えがすぐに出てくることが多いです。そして、最近は帰ってきてから、『新編会津風土記』などをもう一度確認するようにしてきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.16 19:51:14
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