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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の不思議な薬師堂】 これは前回の下の写真に写っているお寺の裏山に建てられている薬師堂です。墓地を歩いていたら、裏山に上がる階段があったので、そこを上っていったらこの薬師堂が建てられていました。しかし、このお寺は曹洞宗のお寺です。薬師如来を祀ったお堂が建てられていることは極めて不思議なことです。 曹洞宗のお寺がある村に、そのお寺から少し離れたところに、立派な薬師如来像が祀られたお堂が建てられているところがありますが、そのお寺の境内には「子安観音」石仏が祀られた祠があります。こうしたことは、会津に限ったことではありません。秩父三十四観音には、本堂が観音堂という曹洞宗のお寺がありますし、栃木県のある曹洞宗のお寺にも、境内に千手観音が祀られているお堂が建てられていました。 また、会津には臨済宗のお寺の境内に観音堂が建てられているところがありますが、そのお寺の墓地には、多数の五輪塔が並んでいる墓域があります。そして、その観音堂に祀られている観音菩薩像は最近まで「秘仏」だったのですが、当該市町村の調査報告書が会津若松市立図書館にありました。「子安観音」像であろうと思っていたのですが、そうではありませんでした。 今日から岩手県に出掛けます。帰ってくるのは土曜日の深夜になるだろうと思います。昨夜は寝付けなかったので、司東真雄師の『岩手のキリシタン』を読んでいました。岩手県の方が案内して下さるそうです。岩手県にもかなりの数のキリシタンがいたことは間違いありませんが、後藤寿庵のことが気になっています。会津では、後藤寿庵は蒲生氏郷の母親の実家の武士で、後藤千世寿という武将だったとされています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.11 06:42:52
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