カテゴリ:大好き沖縄♪
レンタカーで東南植物園と風楽風遊の森に行くことにした。 バスとタクシーを使うか、手っ取り早くレンタカーを使うか散々迷い軽自動車なら料金的にも余り代わらないだろうとホテルの近くのレンタカー屋さんまで、歩こう!とホテルを飛び出した が、ホテルの前の信号のところで、すでに太陽光線を猛烈に浴びてしまい、ちょっぴり後悔。建物の日陰を選びながら、歩いていると、やはり沖縄だ。風が心地よいのだ。 借りた車はSKクラス(軽自動車)、当日返却、免責保障込みで4千円ちょっと。公共機関を使ってもあまり代わらないか、むしろ安いかも 車はすぐに配車され、係りの人が案内してくれた車は、かわいいメタリック調?のピンク?でダイハツMOVEだった。それだけで、ルンルンだったのだが、実際に車内に入ってみると、さらに感動してしまった。カーナビも付いていて、運転装備はハンドル周りにすべて付いているので車内もすっきり。コンパクトながらもしょうやんと二人で乗るには充分のスペースだ。サイドブレーキもゴルフ場の乗用カートのようにフット式になっているのも気に入ってしまった 乗り心地も快適で懐かしいルートをたどりながら、国道58号線へ。58号線に入る頃には車のハンドル操作なども慣れていた。我が家が今使っている車は、3ナンバーで車幅が少し広いのだが、軽自動車がこれほど操作がし易いものなのかと感動してしまった。バスレーンを見るのも久しぶり。沖縄は通勤通学でバスを使う人が多いので、ラッシュアワーのような時間帯はバスレーンが設けられる。 懐かしい沖縄のFMラジオを聴きながらのドライブは最高だなぁと思っていたら、突然激しいスコールが。これも沖縄ならではだが…あれワイパーは何処じゃそれらしきレバーを動かしてみるのだが、バッグウィンドーのワイパー(リアワイパー?)が元気に応じるだけで、肝心の前方のワイパーが作動しないのだ。レバーを手前に引いてみると、想像通り、ウォシャー液が出てきて、数回、ワイパーが作動する。仕方がないので、ウォシャー液を出す操作を繰り返すが、余りの雨の激しさに間に合わない。しょうやんも事の重大さに気づいた様子で、何やら騒いでいたが、それに応じる暇がない。ウォシャー液を出しながら、ガチャガチャと、レバーを適当に動かしていたら、ワイパーが作動し始め、段階別に使い分ける方法をマスターし、私もしょうやんもほっと肩をなで降ろすのだ。雨は10分程度…もっと短かったかもしのだが、ワイパーの1件でとてつもなく長くかんじてしまったのは言うまでもない。 いったん気分が滅入ってしまったのだが、車が北谷付近に差し掛かると再びテンションが上がるのだ。国道58号線に別れを告げて、広大な嘉手納基地周辺を走行し目的地へ到着。そして、再び車に感動してしまった。駐車スペースにスイスイスイ~と入ってしまうのだ。我が家の車だったら、助手席のドアミラーと運転席側の窓から顔を出して後方を、更にバッグミラーへ視線を移しながら慎重になり、時に汗する場面だけに感動は大きい。この瞬間から、この車を可愛いピンクちゃんと呼ぶようになるのだ。そして、気分は更に上々して観光地へと乗り込んだ。 しばし観光地で楽しみ(この話は次回のブログで)再び、可愛いピンクちゃんに乗り込む。返却場所、沖縄DFS(免税店)へと出発し、ものの5分、ナビをつけているにも関わらず、道に迷ってしまった。何やら怪しい雰囲気の道で…案の定、行く先は米軍基地の入り口ゲートだった。若い米軍さんがこちらを見ている…道に迷ってしまったことがバレバレなんだろう。私は後ろから後続車がいないのを確認し、Uターンを。その瞬間、ふたたび我が愛しの可愛いピンクちゃんは素晴らしい行動をとるのだ。切り替えし不要に綺麗にターンを。いい仕事をするじゃないの、ピンクちゃん。 しかし今日はなんだか基地周辺が物々しい?なんて思っていたら、隣の席に座っていたしょうやんが 「お母さん、ここヤバイさ。昨日のテレビのニュースでアメリカ軍の飛行機が間違えてへんな爆弾を落としてしまったところの近くさ」 「そういえば、照明弾をどうのこうの言っていたねぇ」 「ここは危ないから、早く国道に戻らないと」しょうやんはせかすように言うのだ。
国道に戻り、ちょっとショッピングセンターに立ち寄り、ブルーシールのアイスを食べることにした。再び可愛いピンクちゃんは本領を発揮するのだ。まずは、混雑する駐車場の中、軽自動車専用の駐車スペースが空いていて難なく車を停めることが出来たのだ。素晴らしいの一言だ。 ひと休憩を終え、名残惜しいのだが、返却場所近辺に近づき、近くのガソリンスタンドへ。スタンドはかなり混雑していて、9つある給油スペースは埋まり、スタンド入り口付近で順番待ちをしていた。私もその列に並び順番を待ち、車が前方へ進むにつれて、あることに気づくのだ。 このスタンドはセルフ式だった。セルフ式のスタンドは主人が愛用しているのだが、私はいつも見ているだけで、実際にやったことがないのだ。別のスタンドに行こうか迷っているうちに、いよいよスタンド入り口へ来てしまい、しょうやんも急にトイレに行きたいと言い出し、已む負えず入ってしまった。そしてすぐに目の前の給油スペースが開き、そこへ車を停めた。成るようになれと…。しょうやんは、待ってましたとばかりに車のドアを開け、トイレ目指して一目散と消えてしまった。一人取り残された私は、とりあえずエンジンを止めて、給油口の蓋を開けようと、座席下付近のレバーを捜すのだが…何処にもそれらしきレバーがない。ハンドルの下にレバーがあるが恐らくボンネットを開ける為のものだろうが…とりあえずレバーを引き上げてみたら…やはりボンネットだった。周りを見渡すと地元の人が慣れた手つきで給油している姿が。焦りと汗がどっと出てくるのだった。とりあえず車から降りて給油ボックス?の使い方の説明書きを読むのだが、焦っているので集中することが出来ないのだ。それに使い方は分かっても肝心の蓋が開かないことには、給油ができないのだ。車内とボックスを何回か往復をしていると、すっきりした顔のしょうやんが戻って来て、私の挙動不審の様子に気づくのだ。 「お母さん、ひょっとしてまだガソリン入れていないの。」 「うん、ガソリンを入れるところの蓋が開かないさ」 「何で開かないのさ」 「この車の蓋の開け方が分からないのさ」ついさっきまで、可愛いピンクちゃんと呼んでいたのに、少々忌々しく答えるのだった。 するとどこからともなく、明らかにガソリンスタンドの店員だという装いの、若い見るからにウチナンチューのお兄さんが私の目の前を通り過ぎるのだった。これを逃すわけにはいかない。大通りであることと、車のエンジン音などで少々騒々しかったため、大声で 「すみませ~ん、ちょっと教えてください」とお兄さんの目の前を立ちふさがり、すがるような目というよりも、殺気だって助けを求めるのだった。一瞬、お兄さんはひるむのだが、お構いなし。 まずは、給油口の蓋の開け方を聞いてみた。すると、これは手でこうして押してあげると開きますと優しく教えてくれた。なんだなんだ、そうだったのかと感心しながらお兄さんの手つきを見ていたら、お兄さんはそんな私の様子を見て、私の置かれている状況を察してくれたのだろう。 「セルフ式は初めてですか」と合いの手を差し伸べくれるのだった。 今度はすがるような目で 「はい、初めてです。」と答えると、お兄さんは親切に、やり方を教えてくれた。きっと自分で給油する方が手間もかからなかったと思うのだが、無知な私の為に、ボタン操作ひとつから、その場所を指で指し示し、給油のレバーの引き方から、ねじ式の給油口の蓋をキッチリ音がなるまで閉めたか一緒に確認し、開閉口(蓋)を手できちんと閉めるところまでお付き合い戴き、最後に清算の仕方まで丁寧に教えてくれたのだ。それも飛びきりの笑顔で。私は深々とお礼を言い、教わったとおり清算を無事に終えた。そしてその時、スタンドがコンビニ併設であること、敷地内に沖縄ではメジャーなハンバーガーチェーン店A&Wがあることに気づくのだった。ちなみにガソリン代は700円でおつりがきた。可愛いピンクちゃんは燃費も素晴らしい。 そして、最終目的地、沖縄DFSに到着し、車を返却。可愛いピンクちゃんと別れを忍びたいところだが、すぐにレンタカー会社のスタッフが次のステップの案内を開始。DFSで返却するとゆいレール(モノレール)の無料乗車券とお買い物券が貰えるのだ。借りた場所で返却しても不自由はないのし、DFSでお買い物をする余裕などこれっぽっちも無いのだが、しょうやんはゆいレールをこよなく愛しているため、当然の成り行きだった。とりあえず店内を立ち止まることなく通り過ぎ、ゆいレールの券をくれる受付へと向かった。ゆいレールの券をゲットするには店内の端から端まで通らなければならない構図になっていた。上手く考えたものだと感心するのだが、我が家は1円すら落とすことは無かった。ご免なさい
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