８/１３（月）

毎年のごとくこの日は実家へと里帰りでした。
里帰りっちゅうても車で１５分ほどの距離。。
月１ペースぐらいしか帰ってないんで親父には
「お前らは海外に住んどるけんのぉ」と
よく嫌味を言われてます・・・（汗

さて、この日は親父・お袋・妹２匹は出かけていて
どうやらエンジンの怪しい親父の車の調子を見に
三瀬に行ってたようで、自分達も帰りに合わせて
実家に行きました。

散歩なんぞして平和な１日だったんですが、
あらためてヒグラシの声・・
南部鉄の風鈴の音・・（買ったのは大学時代の自分）
鈴虫の声・・（隣の家が飼ってるとか・・）

なんとも贅沢な環境です。。

のほほんとしつつ、親父たちがこの日行った三瀬で
とんでもない事件が起こるとは思ってもいません。

久々にいろいろ親父とも語り、のほほんな日だった
この１３日だったんですが、泊まって翌１４日（火）
まず１つ目の事件勃発・・・。

トイレに自分が行っている間に何やら嫁が親父の
言葉に腹をたてた模様。。
親父もその態度に感づき不穏な空気の中に何も知らずに
突入した赤鵙少佐は親父爆弾で爆死！

すかさず嫁のとこに行って話をするも子供のような
態度に今度は赤鵙少佐が爆発！

失意のまま夜間作業へ出かけてしまいました・・・

ほんとはこの１４日に行く予定だった島原への墓参りと
叔父さんの初盆、俺が仕事なゆえに１５日になったんですが
明日はこんな不穏な空気の中地獄なのか？？？と
頭を痛めながら夜間作業をこなし帰宅・・。

と玄関嫁が出てきて謝る・・。
大人気ないことに気付いてくれたのかな・・・
嫁と親父・・嫁の側に回って最大限フォローはしている
ものの嫁も譲るとこは譲らんと上手くいかんやろし
とにかく両方が歩み寄れるように俺がもってかにゃぁ
でしょうね・・・

ほんと親父は口悪いし、嫁は１００真に受ける人やから・・

こうして翌１５日（水）無事に島原へと朝から向かいました。
さすがに三瀬峠への試し上りで無事だったとはいえ
エンジンの危うい親父の車なんで下道で向かった島原への
行き道は寄り道合わせて３～４時間。。

捕まると長い親族ですがこの日は日帰りだし、次の日は皆
仕事なので早めに切り上げました。
親父の通っていた中学校の木造の旧校舎が残っていたり、
自分が日本一好きな武将鍋島直茂の作った鍋島藩の領地
だったゆかりの鍋島邸や武家屋敷なんかを見て鳥肌たてつつ
親父には珍しく観光。。

たぁ言ってもガキの頃からの遊び場所なんですがね（笑



眼下に見えるのは有明海、後ろには普賢岳もあるのですが
この日は雲被ってたので写しませんでした。

こうして無事にお盆の行事を終え、帰途につき、
途中道の駅でかき氷を食べたりと平和に過ぎていっていたのですが
全てはそんな平和な空気がもたらした親父のこの
一言から始まりました・・・。

父「んー、三瀬通って行くか～」
赤「車的にはどうなん？」
父「水温計もあがらんし大丈夫やろ」

佐賀あたりから福岡へはいくつかの帰り道があるのですが
三瀬は一番面白味のある道なのは確かなんです。
自分も三瀬フリークやし（笑

こうして三瀬峠を上っていったのですが、上りも中盤の時
何やら尻や足の辺りが熱いような気がしてきた自分・・
何気に目をやった水温計は・・・・

上がってる・・・・・（汗

言おうとしたとこで親父も気付いたらしく

「あ”～～～～まだ坂中盤ぞ～～～！！！うぅ～わ～～」

と参ったという顔・・・

どうにか上りきったところで一旦車を止め、車の下を
覗いてみると・・・

ポタポタポタポタ・・・・
漏れてます・・俺も親父も小便は漏らしていません・・。
明らかにラジエーターの冷却水。
ちなみに冷却水は前の日に満タンにしたばかり。
ホースも変えたばかりだとか・・・。

水温計が下がったとこでどうにか峠再チャレンジ！！！
全ての大きな上りを上りきって下りだしたその時！！

ゴト・・・

父・赤「あ”・・・」

ついにエンジンストップ・・・
たまたま止めるにいい場所があったのでそこを指さし
ストップしました。長い間付き合ってきた長老でしたが
ついにここでエンジンが終ってしまったようです。



某保険会社の車両保険だったのですがこの応対が
東京なので伝わらないでプチプチきてる親父・・・
ハルはどうしようどうしようとなぜか焦ってます。



連絡がどうにかとれ、完全に全員座り込み・・・。



そしてレッカーがやってきたのですが・・・
親父とのやりとりを見ていた上の妹やーぼーの目が光る・・

その妹を見て親父の目が光る・・・

父「なんや～惚れたんか～（ﾆﾔﾘ」
父「確かに彼はいいぞ～、俺の目に適う数少ない部類や」

妹はさすがにあたふたとしておりましたが、
親父がここでミサイル発射！！！

父「兄さん、結婚しとーとね？」
兄「はい～、娘が１人いますよ～」

妹（頭を抱えるジェスチャーで）「オーノーーー！」

こうしてひと夏の恋が終った妹・・・

妹「またひとつ夏の思い出ができちゃったわよ・・ﾌｯ」

とほざいておりました。

レッカーのお兄さんがほんとにナイスガイだったのもあって
やたら明るかった故障車の乗員総勢８人（ハル・さーちゃん含む）
ですが、嫁がお義父さんに連絡とってくれて、快く受けて
いただいたき三瀬のど真ん中まで迎えに来てもらいました。

お義父さん、ありがとうございました。。

しかしまぁ・・・さんざんな日になってしまいましたが
まぁ妹もそうですが、ひと夏の思い出って事で・・・。