カテゴリ:ハゲタカ商法。でも、なー…
原発の放射能もれ被害に対する、東電「損害賠償」で、
「電力料金値上げ」で消費者の負担は筋ちがいだ・・・という、まともな意見がある。 たしかに、損害賠償責任を消費者に求めるのは筋ちがいだとしても、 そもそも、商品の価格というものは、「その商品を生産するのに必要な労働の量」で決まるもので、 「商品を生産する」というのは、資源の確保や技術の開発や、廃棄物処理、環境保全にいたるすべてのコストをふくむ。 いまの電気料金は、化石燃料使い捨て、核燃料の処理技術なし、原発の「安全神話」・・に基づいて設定されている。 自動車は、「事故をおこして賠償する」コストを分散するために保険に入っているわけだが、 毎年の保険料を車の維持費用に上乗せした上で、輸送コストを計算しなくてはいけない。 (事故の危険を増す「過積載」や「過労運転」を低賃金ドライバーに押し付けて、 鉄道輸送より「安上がり」だというトラック輸送も問題) 「激安ユッケ」と同じで、ちゃんとした製造コストに基づいて設定する価格を考えずして、 値段がどうだ、とは言えないと思う。 電気もガソリンも、もっと値段が高くて当然。 「使い捨てのほうが安い」は、結局、労働者の使い捨てにも繋がる。 でも、「節電」が実行されたら、「賠償金」を電気代には頼れないよ。
最終更新日
2011年05月13日 18時08分08秒
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