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詩と映画と日記

詩と映画と日記

或る夜の出来事

今日は暑くてだるいので
古い名作を観て楽しみました

監督
 フランク・キャプラ

キャスト
クラーク・ゲーブル
クローデット・コルベール





東日本.gif


3.9.k.jpg
正装した参列者たちが
見守る結婚式のハイライトの場面で
神父さんが言います

汝、これこれのものを
生涯の夫として愛しますか

はい
と言うべき、その刹那
脱兎のごとく逃げ出した花嫁

他にも、こんな映画が
ありましたね

『卒業』
卒業.jpg

『ジェーン・エア』
image.jpg



「或る夜の出来事」の花嫁も
誓いの場面から逃げます

この富豪のワガママ娘は
娘を案じる父に背いて
ろくでもない男と結婚しようと
家出をしました

追っ手に隠れて乗った
ニューヨーク行きの
夜行バスの中で
娘のバカさを叱り
世話をしてくれた男が居ました

その男は
令嬢の家出行状記の
独占記事を狙う
特ダネ記者でした

そして、いろいろとあって
結婚式の場面になるのですが

女でも
男でも
結婚を決意するのは
人生の重大事件です

大抵は短い期間に
決断しなければなりません

いっぱし大人ぶっては居ても
知恵も経験も少ない
嘴の黄色い若者にとって
大変なことです

おめでとうと祝福されても
長い忍耐が待っているかもしれず
なにしろ束縛は避けられず
破綻することもあります

ほんとうに結婚という制度は
必要なんだろうかと
思ったりします


クローデット・コルベールは
わがまま娘ながら
育ちの良さを表現して
今時にない清潔さです

クラーク・ゲーブルは
いつもの通り
男らしく格好よく
言うことなし







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