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テーマ:サッカーあれこれ(20098)
カテゴリ:スポーツ
「Asia(アジア)」という言葉は元々「エーゲ海」のことであり、「エーゲ海の向こう側」ということで今のトルコ、中東あたりを指す言葉から来ている。
ジュディ・オングがそう言っていたである。まず間違いはない。 06.22の記事で書いていた「サウジかイラク、あるいはイランといった中東勢が優勝すると思う」というのが事実上決定してしまったわけだが、もちろん予想が当ったからといって自分が喜んでいたりするわけがない。そこを勘違いされると困る。 自分がそんなことを書いたのは、あるいは書けたのは、もちろん根拠があってのことだし、それに自分だけがそのようなことを言っていたというわけではもちろんないのだ。 自分同様、自分の周囲には日本のマスコミで流されているような楽観情報などアタマから信じておらずに自分の目で日本代表の真の実力というものを計り、同じ目線で諸外国の代表の実力も計って「対決したならばどうなるか」ということを考えているという人が何人もいて、彼らが口にする「何故日本は勝てないか」その理由のほうが理にかなっている、事実だったというそれだけなのである。 彼らと自分の違いは自分がこうして辛口のブログをやっていてそれをそのまま書いていることだけだったりする。 もし彼らがいわゆる「サッカー評論家」と呼ばれるような職業の人たちならばともかく、そうではないのである。昔(Jリーグ発足以前)からのサッカーファンのものを見る目はそんなには曇ってはいないということだ。それだけが救いだ。 しかし驚かされるのは、それでもまだ「日本意外な敗戦」であるとか「不運」とか書いているマスコミというものがあって、そしてそれを鵜呑みにして信じている読者というものがいることだろう。 たとえは悪いが「新生オシム・ジャパン」だとか言ってみたり「日本に三連覇の夢」だとか言うのはそりゃかまわないが、その前にアジアのサッカーの現状というものをちゃんと正しく伝えてなかった(日本のスポーツ)マスコミなんて「皇軍敵軍撃破大勝利」などという嘘を書きたてていた戦時中の日本の新聞と大差がない。そんなもん信じちゃだめですよ。 で、彼ら(マスコミ)をそうさせているもの、それはやはり「カネ」だろう。金(=視聴率であるとか販売部数)になるかならないかという判断だけで事実を正しく伝えられなくなったマスコミなど犬のクソ以下なのだと思う。まあ確かに新聞というもの、犬の散歩のときに犬のフンの後始末をするときに使うのには調度いいのだが。というか犬を飼っていない自分にはどうでもいいことなのだけれども。 まそれで話を戻すが、やはりこの「日本の負け」というものをどう捉えてこれからどう代表強化をしてゆくことのほうが大切なんだと思う。 もう今更「決定力不足」であるとか体の良い言い訳では済まされないことは誰の目にも明らかであろう。そんなもんはただのフィクションでしかなかったのである。今更だが。「疲れがたまっていたから負けた」とかを敗戦の理由にしているいるようではそれではJFAA(JAPAN FOOTBALL AMATEUR ASSOCIATION)だ。条件は向こうと同じ、あるいはこちらのほうが有利だったくらいで、ただ単にやるべきことをやっていなかったということだ。 今の日本が劣っているのは守備力、その根幹をなす「守備意識」であり、問題なのは守備責任というものが希薄になってきていることだ。そこからかえないといつまでたっても日本はその永久命題からは抜け出せないようなそういう瀬戸際に立たされているのだと思う。 しかし誰がこんな日本代表にしたかというと突き詰めてゆくと、それもやはり我々「日本人」なのである。そのことを抜かしてはいけないだろう。JFAに対して誰も本気でメスを入れようとしなかったツケである。改革しなければならないとすればまずそこだろう。 まだ大会は終わったのではない。まずは三決でなにがでも韓国に勝つ。そっちのほうが最優先である。そういう手はずを整えてほしいし、そして組織(JFA)の見直しはそのあと本格的にやってもらいたいものである。 前にも書いたけれど、もし「ジーコでダメ、オシムでダメ」という考え方をしているのであればそれは「その上がダメ」ということになるのだからな。 ガンバレ ニッポン なんかこの流れで書くと嘘臭く聞こえるかもしれないけども。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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