ルールを破ったわけでもないし理に適った補強ではあるのだが、やはりファンの多くがこのトレードについて納得が出来ないとすれば、それは「選手間トレード」ではなくて「金銭トレード」なことだろうな。自分もそう思う。

というか自分が腑に落ちないのはこのトレードが横浜側からの申し出で実現したというニュアンスで語られていることだろう。

「今の横浜ならば」みたいな穿った見方もされているようだが、横浜のフロント陣ってそこまで判断力なくなっているのか。あるいは船頭多くしてなんとかの状態だということなのか。

来年いっぱいで経営の実体からは全面的な撤退が予想されている横浜（ＴＢＳ）がするべきことではないと思う。

いや横浜からするとできるのであれば選手間トレードで済ませたいがいかんせん手持ちのコマが…ということか。

まあ渡辺直人にすれば来年一軍にいてもベンチを暖めたり守備固めで起用されるよりも向こう（横浜）でレギュラーを狙うほうが再来年のためにもなることだろう。

そんな球団に金銭でトレードされてゆく渡辺直人選手の気持ちを考えるとやはりどこか罪の意識を感じる楽天のファンのひとりとして思うのであるが。

これからもこれ以上の「驚愕のトレード」というものがありそうで心が休まらないでいる。