|
カテゴリ:オタク論
「NHK知るを楽しむ」の「円谷英二―特撮の神様」も、とうとうウルトラマンの話題が出ました。
レッドキング、バルタン星人、そして、ひなびたアパートでちゃぶ台の前に座ったことで有名なメトロン星人。 どれも円谷英二のウルトラシリーズを代表する怪獣&宇宙人。 しかし、私にとって一番印象的な怪獣は、やはりジャミラ。 元は宇宙飛行士という異色の存在。 宇宙で事故にあい、地球の関係者に見捨てられ、見知らぬ星に不時着。 その星で奇跡的に生き延び、その変わりに異形になった怪獣。 えらい人達のエゴで、犠牲になった一個人。 ジャミラを倒すウルトラマンが、ちっとも正義の味方に見えない異色のストーリー。 あえてウルトラマンを弁護するなら、緊急避難だから仕方なかった、といったところ。 こういう勧善懲悪からはずれたストーリーが、特撮の黎明期につくられていたことにおどろき。 ニッポン人って、どうも、複雑なストーリーが好物のようです。 ![]() DVDウルトラマン 5-6 ジャミラのエピソードは6巻の「第23話:故郷は地球」です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[オタク論] カテゴリの最新記事
|
|