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2009年07月24日
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カテゴリ:感ガエル会
あらためて「紅の豚」を観てみると、結論の出ていない伏線があることに気がつきます。

「ジーナの賭け」がどうなったかは「秘密」だからいいとして。

ポルコが政府筋に狙われ、カーチェイスをかましますが・・・その対立の結論は出ていません。

空軍の通信を傍受するという峰不二子なみの活躍をしたジーナが、なんとかしたとは思いますが、はっきり語られていません。

ちりばめた伏線を、少なくとも主人公を妨害する役どころに関するものは回収するのが映画の王道だとするなら、意外にも「紅の豚」は王道を外している面があります。

ある意味「紅の豚」は偉大なる「ポルコ名場面集」なのかもしれません。

ポルコのかっこいいシーンを、なるべく自然につなぎあわせたストーリー性のあるプロモーションビデオ。

分析してみると、そんな作品かもしれません。

なのに、今回あらためて観直すまで、ずっと「紅の豚」は映画としての骨格がしっかりしていると思っていました。

それはやっぱり映画としての側面もあるからでしょう。

映画と名場面集の両方を兼ねていて、見る角度によってどちらにも見える、というほうがより正確かもしれません。

この作品「未熟なキャラクターの成長」を描いていない映画だと聞きますが(少なくとも製作側はそんなことを言っていたはず)・・・いやいや、そうでもないでしょう。

ジーナは待つことをしなくなり(ラストでジーナがいつも待っていた場所は無人だった)、「また女の子を不幸に」していたポルコはフィオを堅気に戻し、空賊は風呂には入るようになり、カーチスはジーナをあきらめてアメリカで俳優として成功します。

確かに登場人物は自己を確立した大人ばかりでしょうが、それでもやっぱり変化し成長しています。

成長しているということは、未熟なところを克服したということ。

どんなに自己を確立していようと完璧ではなく、未熟なところはいつまでもあり、いくつになってもまだまだ成長する。

「紅の豚」の登場人物も、例外ではないです。

未熟を克服して成長しています。

成長が描かれると、やっぱりいい物語に思えるものです。

そして、キャラクターの成長が描かれている面に着目すれば、やっぱりこれは映画でもありますね。


紅の豚





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最終更新日  2009年07月25日 00時01分58秒
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