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カテゴリ:オタク論
Maid in Chinaが安物の代名詞と言う概念は、近い将来くつがえると予想している秋葉原愛好家です。
(Maid in Japanだって、昔は安かろう悪かろうや模倣品の代名詞だったのですし) 歴史は繰り返す。 鬼太郎などで知られる水木しげるさんが(正確にはその奥さんが)主人公のNHKの連ドラ「ゲゲゲの女房」。 貸本漫画から今に見られる販売形態への過渡期+有害漫画の排斥運動の最中が放送されています。 今の神媒体・・・もとい紙媒体からネット配信への過渡期+有害漫画の排斥運動にそっくりです。 しかし、有害漫画の排斥を訴える人たちは、有害な(と自分たちが信じる)漫画が消えれば、絶対に世の中がよくなると妄信しているものなのですね。 悪を成敗したら万事問題が解決する、暴れん○将軍とか水戸○門とか遠山の○さんとかの見すぎでは? 逆に世の中が悪くなる可能性については、いっさい考えていないようですし。 そこまで単純に善悪を分けられれば、ストレスはもちろんフラストレーションも無くて楽でしょうなー(乾いた笑い)。 有害漫画が日本ほど無い国の大半が、日本より治安が悪いことから考えて、私なんて、有害漫画の排斥が国を悪くする可能性が高いとびくびくしてますよ。 あと有害な漫画とそうでない漫画を、自分が正しく分けられると信じているのもスバラシイ。 学生時代に馬鹿にしていたアニメのCDドラマが、一人暮らしをはじめたばかりに聞いたら妙に面白くて、前言撤回したことが、私にはあります。 一人暮らしで疲れていたときには、脳みそを使わずにすむ、ばかばかしい笑いが効くんですね。 いい作品とわるい作品の区別なんて、その人の知識、体調、精神状態、年齢、立場、生活環境などによって、ころころ逆転すると痛感したものです。 品性お下劣、ハレンチ極まる作品が、ある人の心を救うかもしれず、一方誰しもみとめる高尚な道徳作品が、人の気分を害することもありうるのです。 そんなふうに深く物事を考えられる優秀な私(←ここ笑うところ)には、特定の種類の漫画を禁止するなんて、とてもできませんね。 私にはできないことを平然とやってのける、そこにシビれるアコがれるーっ!(笑) ま、刺激の強そうな作品に年齢制限を設けることは、必要かなぁーとは思いはしますが・・・刺激の強そうな、という基準もむつかしいけど。 販売形態のほうは、今まで紙芝居や貸本漫画が衰退した時と同じように、電子出版へ進む流れは変わらないだろうな、と予想しています。 でも、紙出版も、エコの観点から紙の使用がむつかしくならないかぎり、なくならないと思いますよ。 インターネットが普及しても、ラジオや電報といった、古い通信方式が無くならないようにね。 ![]() ゲゲゲの女房 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月17日 00時03分27秒
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