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カテゴリ:アニメ・ゲーム・コミック
若いアニメファンが、宇宙戦艦ヤマト2199の女性キャラのコスチュームを見て「エヴァのプラグスーツのパクリだ!」と言い出すんじゃないかと、冷や冷やしている秋葉原愛好家です。
(しいて言えば、プラグスーツが旧ヤマトのコスチュームの影響を受けていますよね) かつてゲームや特撮の特集をしてきた、クラシックがメインのはずの「題名のない音楽会」。 今度は、宮川泰さんの特集です。 我々にとって宮川泰さんといえば宇宙戦艦ヤマト。 ささきいさおさんが歌う「宇宙戦艦ヤマト」は2番まで披露されるし、2199の映像も一部流れるし、作曲(大半は、旧作の音楽の復元ですが)を担当された息子の彬良さんの解説もたっぷりで、事実上ヤマト特集でありました。 それにしても、彬良さんがうれしそうに父親の残したヤマトの音楽について語っていたのが印象的。 彬良さんの楽曲の解説は、本当に面白い。 こういうふうに音楽の授業をやってくれれば、もっと身になっただろうにと思う反面、音楽以外にもやることが多い教師にそこまで求めるのは無理だよなと一人納得したり。 楽譜がほとんど残っていなかったというヤマトの楽曲を、彬良さんが耳コピで復元したという話。 その過程でいろいろな発見があったようで、やはり過去の名作の習作は芸術家にとって最高の勉強のひとつだと感じたしだい。 これ、服飾の世界でも同じだと思いますよ。 過去の名作=クラシックな装いをまずは踏襲してみることは、すくなくとも今年の流行やセンスを追い求めるより、着こなし上手への近道でしょう。 問題は、クラシックな装いについての情報が少ない、あるいは意外と諸説紛々なところですが。 さて。 番組の最後に流れた「銀色の道」なんだけど・・・聞いた記憶がないのに知っている曲でした。 いや、何を言ってるのか わからねーと思うが、おれも何がおこったのかわからねぇ いい歌だとかヒット曲だとか、そんなチャチなものじゃねぇ恐ろしい音楽の片鱗を味わったぜ(ポルナレフの声で)。 ほんとにね、この曲をCDやテレビ番組やラジオなどで、きちんと聴いた記憶なんてまったくないんですよ。 にもかかわらず「あ、知っている」となったんですね、ほとんど最初から最後までが。 おそらく、ほんのちょっとどこかで意識せずに耳にしたのでしょう。 それだけで、記憶に深く残ったのですから、これを名曲といわずになんとする。 覚えやすく美しい。 こういう作品を生み出すのは、技巧をこらしたものより技術がいるはずですよ。 蛇足かもしれないけど、もうひとつ追加。 この番組の司会の佐渡裕さん。 クラシックだろうが流行歌だろうがアニソンだろうが関係ない、いい曲ならなんでも紹介するぜ、といった心意気が感じられ好印象。 個人的に、超一流になる人って、ジャンルに上下をつけたり他の分野を蔑んだりしない人が多い印象があります。 他のジャンルをいちいちあげつらうことに時間を使っている人より、他のジャンルからいいものを吸収することに腐心しているしている人のほうが、自分を高めるために使う時間が多いぶん超一流へ近づける道理。 他の批判ばかりでは、どうやっても二流どまりなんでしょうね。 (批評ならともかく) ま、批判ばかりの人は、往々にして「いや、おれは正しいことを言っているんだ、非生産的な批判じゃねぇ」だったりしますが。 あと、他を悪く言ってばかりいると、自分がその悪い他に似てくるという恐ろしい現象もあるのでご注意を!! 「人を呪わば穴二つ」とはよく言ったものです。 くどいけど、もひとつおまけに。 このようなネガティブな感情も、緊急時や他にどうしようもないときは役立ったりするから、むげに否定すべきものではありませんが。 【送料無料】新作アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』オリジナルサウンドトラック Vol.1/サントラ[CD]【返品種別A】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月26日 23時35分59秒
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