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カテゴリ:アニメ・ゲーム・コミック
エル カスコの文具が欲しくなった、秋葉原愛好家です。
日本の、いやおそらく世界の漫画史上、羊をさばくシーンをここまで自然に描いた作品は、皆無でしょう。 前巻から引き続き、双子のはねっかえり娘の結婚式。 そこで供される料理を用意するため、男たちが羊を手に入れ、バラして、調理する。 魚の活け造りは平気でも、獣の屠殺には抵抗があり、そのくせお肉は平気で食べる、私を含めたそこそこ以上に都市化された場所に住む日本人には、その場にいたら大きな抵抗を感じるその場面。 だから都会の日本人はダメなんだと説教はせず、これが現実なんだお前ら目を覚ませといった上から目線ではなく、見慣れた当たり前のこと、それこそ日本の台所でイワシが手開きされるのと同じ程度の日常として語る。 だって、19世紀の中央アジアでは、それがあたりまえだったのだから、と。 事件でも、ロマンスでも、冒険でもなく、生活を描いた漫画なのだと、あらためて思い知った乙嫁語り5巻。 双子が抜け出してごちそうをつまみ食いする程度のイベントしかない結婚式の宴、その顛末を3話も使って丁寧に語っています。
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最終更新日
2013年01月25日 01時34分30秒
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