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カテゴリ:日本語教育
上級クラスの読解の時間に「ハンカチ」が出てきた。
「意味は分かるよね?Sさん、ハンカチ持ってますか?」 と聞いたら、Sさんは意味が分からないようで、不安げに首をかしげた。 「Sさんはトイレから出た後、何で手を拭くんですか?」 「ああ!」 これで意味は分かったようだけど、その後・・・ 「持っていません。」 と、自分の服で手を拭くしぐさをした。 さらに隣の席のKさんから 「友達の服で拭きます」 という冗談も(冗談だよね?)。 「女の人はどうですか?Wさんは持ってる?」 「いえ、ティッシュで拭きます」 ・・・この意見、なかなか多いんです。中国の学生。 「手にティッシュがつきませんか?」 「大丈夫ですよ~」 ああ、そうですか・・・。 あと、近頃お手洗いにはエアータオル(ハンドドライヤー)もあるので持たなくても大丈夫という声もあった。 『エチケット検査』と称してハンカチ・ティッシュ・つめの長さをチェックされた時代(@小学校)はもう去ったのか? 「でもね、ハンカチ持っておくといいこともありますよ。2枚くらい持っておくといいですよ。 誰かがジュースをこぼしたときに『ハイ』って渡したら、感じがいいでしょ。 男の人もだよ!彼女が泣いているときに貸してあげられるでしょ」 と私がハンカチの有効利用を語ると、素直な学生たちは『ナルホド』という顔をして聞いていた。 「そうですね。『今度返してもらうから電話番号教えて』って言えますね」 「ハンカチに名前と電話番号を書いておけばいいです!」 「『恋人を探しています』と書きます!!」 そこまでは教えてないんだけど・・・・ アンタたち、既に師を越えたわね・・・・・・。 そんな私はタオルハンカチ派。ぽちっとな。→ おうちにもつけてみる? 私は三菱かTOTOがオススメです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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