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カテゴリ:美味しいもの♪暮らしの中で
さて、チンゲンサイの種まきも終わりまして
糠床もかき混ぜたので一休み せっかくなので 糠漬けの理屈を、勉強してみました。 麹は、糠(穀物を精製した時に出る、皮や胚芽)を微生物によって 発酵させたもの。 この麹が酵素となって、なんらかを発酵させて行きます。 大豆を発酵させたものが味噌、とかですね。 で、糠漬けは その中に存在する微生物が、 糠の中のでんぷんやタンパク質と、野菜を発酵させ、 野菜は、浸透圧の理屈で 自身の水分を放出するとともに これらの成分を吸収し、旨みを備えていく。 微生物は大別して 【酵母】 ・アルコール発酵をして、エステルと言う成分を生成、ぬか漬けの風味を作る。 ・空気がすき(好気性)で、発酵の進行のために日々かき混ぜるのは 酵母のため 【乳酸菌】 ・乳酸発酵をし、乳酸やアミノ酸を生成し、酸味や旨味を与える ・ぬか床の雑菌を抑える働きも ・乳酸菌が多すぎると酸味が強くなり、逆に少ないと、酸度が下がってぬか床が腐敗しやすくなる 日々の掻き混ぜを 怠ると、酸欠状態になり (1)酵母が減少(死滅) ⇒乳酸菌の比率が多くなる ⇒酸味過多に偏重し、酸っぱくなる ・・・旨くなくなる (2)酵母が減少(死滅) ⇒酸欠状態の状況下で、嫌気性の酪酸菌が増殖 ⇒乳酸菌を追いやってしまう ⇒pH値が上がる(酸性度が弱まる) ⇒雑菌が繁殖 ⇒糠床が腐敗 ・・・腐る 、全て 理屈に適ってますね。 あと、日々のお手入れ方法 ・何だかんだ言っても 安定的な育床には 冷蔵保存が良い ⇒私は 野菜室にて 育床 ・抗菌には、鷹の爪やからし粉 ⇒私は、鷹の爪 ・うまみ ⇒私は、今日 出しコンブに切り込みを入れ3片ほど入れてみました。 ------- + --- ------- + ------- ------- + ------- ------- + ------- ------- + --- 先日の 唐辛子のしょうゆ漬けの際、米麹を使って 発酵物を作ってみたのですが、 今回の糠漬けも日々の変化が楽しめ 家庭菜園に通じる面白みがあります。 『育成』ですね。 では。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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