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おやじ女の華胥の夢

業界裏ネタから政治経済まで、
ときに楽しく、ときに腹立ち紛れに
あれやこれやと書き連ね
巷をたっぷり語りましょう。

<<<<<<<<<<<<

どんな情報を発信すると決めもせず、
とりあえずブログを始めてみましたが、
これまでに書きためたエッセイや小説なども
徐々にアップしていこうと思います。
フリーページもたまにチェックしてみてください。


※本ブログでは、以前は時事ネタや政治への提言など、
多少は世間様のお役に立つ論評や情報を提供していましたが、
去年病気をしてからは、私亡き後に家族や友人知人がこれを見て
「そんなことを考えていたのか」
「そんな生活をしていたのか」
と懐かしんでくれるような、極めて私的な内容になっています。
何卒ご理解のほど。。
とはいえ、政治ネタや時事ネタも懲りもせずに扱いますので
よろしくお願いいたします。


>>>>>>>>>>>>

2024.07.27
XML
カテゴリ:I whisper
旅行してきた。

10歳からの友達。

連泊でのんびりできた。
海の見えるバリをイメージした宿で、
飲み物が飲み放題、駄菓子を取り放題。
グリーンカレー食べ放題の
酒飲みにはありがたいシステムだった。









もちろん、温泉(くみ湯)があり、
ちょっと変わった半露天風呂や岩盤浴も
無料(オールインクルーシブシステム)だった。

食事はまあまあだったが、
もともと食事に過度な期待をしない質(たち)なので、
及第点だった。



夜になると、積もる話になる。

彼女との旅行は十数年振り。

去年来、食事は3度ほどしているのだが、
余り病気のことについては話していなかった。

彼女は看護師をしているので、
ここぞとばかりに的確に核心をついた質問をしてくる。
隠したり、ごまかしたり、嘘をついたりしても、
矛盾点を指摘されて、真相を解き明かしてしまう。
だから、最初から本当のことを言った。

すると、
「なんていう名前?」
主治医のことを聞いてきた。
素直に答えると、すぐにネットでプロフィールを探し当てた。

私「そんなん探してどうするの?」
彼女「何かあったら訴えてやる!」

穏やかでない。

先日、ヘルシンキの君が言ってくれた
「一緒に行ったろか?」
の顛末を彼女に話した。

かくも楽しきゲストたち ⑥ 〜スーパーの男 その4〜

彼女「私も妹連れて一緒に行く!」
私「妹3人もおるの? 私」
彼女「もっといっぱいぞろぞろ連れて行ったろや」
私「明らかに年上のおっさんとか入れて10人くらい妹にしよか」
話がエスカレートする。

彼女「どんな顔するやろ、その主治医」
私「あ、妹さん、多いんですね。くらいの反応ちゃう?」
彼女「サイコパスか!」
私「そうかも」

怖い主治医の人物像を勝手につくり上げて行きながら、
二人で大笑いした。

彼女も、私の術後の診察過程には相当疑問を持っていた。

私がそれを指摘したときの主治医の反応を話した。

彼女「そんなん、許せんわ」

彼女の母親も、がんで亡くなっていて、
治療は彼女の監視下で行われていたので、
医療従事者としてその過程を咀嚼して記憶している。
それと私の場合が余りに違うので、怒ってくれているというわけだ。

しかし、今更怒ったところで
時間を巻き戻すことはできない。
残念ながら、先の運命は開けていない。
そんな状況下で、ちょっとしたことを
大笑いできる材料にしてくれたことは
大変ありがたいことだし、彼女でなければできなかったことだと
とても感謝している。

10人の妹か…。
本当にそんなことをしたら、
怖い主治医にしこたまどやしつけられるだろうし、
治療を拒否されるかもしれない。
決して実現はしないが、
その図を想像して、泣くほど笑った。

待てよ。

どうして「妹」という設定になったのだっけ?

「姉」の方が医者に意見できる立場じゃないのか?

あえて弱い設定で、厳しく切り込む方が効果があるのか?
明らかに年上で、男という現実とのギャップを
「意外性」として利用しようということなのか?

ま、「姉」より「兄」より、「妹」の方が笑えるのは確かなので、
それはそれでよしとしよう。

旅行の時間は短かった。
毎回思うことだが、旅行や休みの期間というのは、
どうしてこうも過ぎ去るのが早いのか。

もしかしたら、もう2度と旅行には行けないかもしれない。
貴重な旅だった。
わかっていたし、
景色を見ても、風呂に入っても、車窓を眺めていても、
「これが最後かも」
と思ってはいたが、なぜか実感がわかない。

きっと、治療で想像を絶するつらい目に遭ってから
実感するのだろう。

これまでの、私の壮絶な人生でも経験しなかった、
つらく、苦しい現実が目の前にある。

人が生きるとは、かくも過酷なものなのだ。

ちょとした残業が嫌だとか、
上司に怒られるのがつらいだとか、
朝起きるのがしんどいとか、
そんな小さなことを言っていられるのは
大変幸せなことだと心得よし。

現在の私の苦痛は、
散々わがままを言った後の
怖い主治医との対面。

来週。。

あー、過酷、過酷、過酷。

              チーン





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Last updated  2024.07.27 11:53:34
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