Portlandの暮らし

今日は三回目および最終のディベートでした。
1時間半に及ぶ討論でしたが、
私、何と先週の2回目のディベートを見逃したんですよ～。ショック。

三回目の今日はソーシャル･セキュリティや健康保険、メディケア、
経済、失業問題、税金、教育、憲法の書き換えなどに重点を置いたディベートでした。

憲法の書き換えはゲイやレズビアンの結婚を禁止しようというもの。
ブッシュもケリーもホモセクシャルの結婚には反対なんですよね。
ブッシュは元からホモは生まれつきでは決してないものと思ってるみたい(恥)。
それに対してケリーはホモは生まれつきだけれども結婚には反対。
彼はカソリックなんですよね。そのせいなのかなぁ?

そういえば、現副大統領のディック･チェイニーの娘はレズらしいです。
ケリー候補が指摘したんだけど、それにはブッシュも苦い顔をしてたかな(笑)。

ソーシャル･セキュリティはちょっとおもしろかったですよ。
ブッシュが先に答えたんだけど、彼は
今のソーシャル･セキュリティは長くは続けられないから
今の子供や孫達はソーシャル･セキュリティではなく個人の年金プランで
貯金をすることにならざるを得ないだろうって言ったんです。
今の所政府はベビーブーム世代までは絶対にサポートしたいんですよ。
彼らの受給はすぐそこで、他の蓄えがある人は少ないですから｡
でも、ケリー候補が指摘した通り、今のソーシャル･セキュリティ受給者は
日本の年金と同じく、今働いてる人が担ってるわけで､
じゃあ今の子供や孫達がソーシャル･セキュリティを払わなくなったら、
どこからそのお金を持ってくるの?って話で。
と、言うことはブッシュは
ベビーブーム以降はサポートできない＝それ以降は即効廃止
って言ってるのと同じ事であって、墓穴掘ってますよね。

失業問題も同じです。
最近新しい仕事がどれだけ増えたって話を新聞とかで見るけど、
ブッシュ政権になってからの失業率を見たら
今出来た仕事の数を見たところでまだ総計はマイナスってことになる。
見せ掛けでごまかしてるってのが明らか。

でも確かにケリー候補も100％信頼できるかといえば疑問かな。
これは多くの人が言ってることなんだけど、
彼のプランは結構夢みたいな話で、全部実現すれば予算は全然足りないです。
ケリーはイラクからは今のところ撤退する気がないので
(というか、ここまで滅茶苦茶だと撤退するわけにいかない)
軍事予算を削らなかったら一体どこからそのお金を持ってくるのか?
それは私も疑問に思いました。

そういえば、エドワード副大統領候補が今日Portlandを訪れました。
ダウンタウンで演説やってたらしいです。

投票日の11月2日まで後3週間!　どうなるんでしょう･･･。