Portlandの暮らし

実は先日相方のおばあちゃんが亡くなって
この週末は葬儀参列のためデンバーに行ってきました。
以前義理ママの彼(相方の父親は早くに亡くなっています)が亡くなったときに
メモリアルに参列したことはあるけど、葬儀参列は初めて。

義理ママの彼のメモリアルは彼が亡くなってから2,3ヶ月後くらいにあったかなぁ。
一応教会であったんだけど、もちろんご遺体とかも無く、
葬儀というよりは知り合いのスピーチとか
彼の生涯をDVDにまとめたものを参列者たちで鑑賞するようなものでした。

おばあちゃんは皆に｢グラミー｣と呼ばれていて、私もそう呼んでました。
享年97歳。お年になってもとにかく頭が切れて皆から慕われていた彼女。
私のことも大事にしてくれました。頭が良くて素敵なおばあちゃんでした。
相方も含めて孫が6人、ひ孫が8人、そして今年中にもう一人生まれる予定。
亡くなったのは先々週だけど、日本と違って葬儀は1週間から10日後くらいに行われます。
最近では本人の希望で土葬だったり火葬だったりするんだけど、
グラミーは火葬を希望していたらしく、
葬儀は教会で行われたんだけどもうすでに火葬済みでご遺体は無し。
ご遺体が見られないのって実感が沸かないのではないかしら?と思ったけど
そんなことは無かった。いい葬儀でした。
さくらとももは何とか葬儀中大人しくしていてくれました。
それにしてもやはり日本のお葬式とは全然違いますねー。
グラミーはカソリックだったんだけど、カソリックのお葬式は初めてでした。
日本のカソリックのお葬式に興味が出てきたかも。

アメリカでは香典も無く、通夜も無し。(あるところもあるのかな･･･?)
まず葬儀が午前10時から教会で行われたけど
牧師さんがジョークを交えながら進めていきました。
そして親族を代表して孫の一人がスピーチ。
涙あり、笑いありの1時間くらいの葬儀の後、教会隣接のお部屋でランチ。
それから一旦解散して午後3時から親族のみ参列の墓地での埋葬がありました。
埋葬は葬儀とまた一味違ってこちらは涙、涙でした。

日本の葬儀と全然違うのが服装。日本は黒ずくめだけどこっちは違います。
｢暗めの色を着たらいいよ｣って相方が言ってたので
私は深いパープルのトップとグレーのパンツ、
さくらは茶色のカットソーにグレーのジャンパースカート、
ももは白のロンパースに黒のワンピース、そして相方は仕事に行くような格好。
男性は大体黒めのスーツが多かったけど、ネクタイ無しもあり。
女性は本当にびっくりしたけどショッキングピンクの服を着てた人が約2名!
パールのネックレスを2連でしてる人ももちろんあり。　
義理ママは偶然にも私と同じ色合いのパープルのブラウスに黒パンツ。
どうやら私の服装はアメリカでは結構無難なファッションだったみたい(ほっ)。
ショッキングピンクにあまりにびっくりしたので
後から泊まらせてもらった相方のいとこの奥さんに聞いてみると
やはり彼女もショッキングピンクにはびっくりしたらしい(笑)。
彼女は｢やはり葬儀には黒とか地味色!　子供は関係ないけどね～｣と言っていた。
実は彼女の7歳から11歳の3人の娘の内、下二人はピンクの花柄と白のワンピだったので
私は朝から｢いいのか!?｣と思っていたところ(笑)。
そっかー、子供は関係ないのね。
そしてまたまたびっくりしたのは午後の埋葬には皆ラフな格好。
でも後で納得。墓地って土なのでヒールとかで行くと歩くのが大変なのです。
知らなかった私は葬儀のままの格好で行ったら
ヒールがブサブサ土に刺さって歩きにくくて大変でした･･･。
しかもそれでももちゃん抱っこしてたし。
でも映画とかで見てると埋葬シーンも黒服じゃないですか!?　
色々とバリエーションがあるのね･･･。
皆様、アメリカで葬儀参列の場合は参加者の人と要確認ですよ。
それから、墓地へ行く場合は帽子または日傘と日焼け止め必須です。

実は今日、私とももちゃんだけデンバーから先に帰ってきました。
相方とさくらは明日帰宅予定。
はとこがたくさん居るのでさくらは私が帰ると聞いても全然平気そうでした。
デンバーは暖かいというか暑かったけど、Portlandは寒い(家の中だけかな･･･)。
私ももう一日居ても良かったんだけど、最近ずっと忙しかったので
思いがけないももちゃんとの二人だけの時間に、ほーっとしているところです。
泊めてもらったいとこの家はとっても居心地がいいんだけど、
やっぱり家が一番～。久しぶりに息抜きしようと思います☆