彬（AKIRA）の小部屋―楽天分室

11月10日またしても
命が旅立っていきました。

リチャードソンジリスの烹椰(にゃー)が亡くなりました。

実は二週間程前から左頬に大きなコブが出来
幾度も出血を繰り返し
一週間以上前から自力で餌を取れなくなってしまい

私達夫婦でスポイトで給餌していました。

コブは全盛期の半分以下に小さくなったんですが


給餌の度にとても苦しんで
どんどん弱っていき
ここ３日間はヨロヨロとよろけて
見るのが本当に苦しかったです。

ブログにも書かず、相談したのはたった一人、Ｍさんだけでした。

弱ってる、命が危ない…

そんな事を書いたり口にしたら
実現が早くなる、悪い事が起きる気がして…

私はせめて自力で餌を取れる位になって欲しかったんです。

好きなご飯を食べさせてあげたかった。

奇跡を信じたかったんです。

でも、結局はダメでした。

ぷーちゃんにもお願いしました。

朝、給餌の為にかけていた布を取って
烹椰を抱き上げると冷たくて…

でも鼓動はあったので、冬眠しかかってるのかと思い
両手で包んで胸に抱いて温めると
ほんのりと温まって、固かった身体が解れて、鼓動がしっかりとして来ました。

でも、意識が中々戻らなくて
30分位抱いてましたが体がピクピクと痙攣しだし
小さな声で呻いて、どんどん鼓動が弱まって来たので
旦那さんを呼んで、一緒に手で包んで貰いました。

私と旦那さんの手に包まれて
烹椰は静かに息を引き取っていきました。

最期をちゃんと看取る事が出来たせいか
悲しくはあるモノの、ぷーちゃんの時のような激しさはありません。

私はぷーちゃんと同じような接し方をしていなかったせいもあるかもですが…

仕事に行かないといけなくて
行くまでの間に仮眠を取ったのですが
その時、烹椰の夢を見ました。

何かとても元気で、小屋で餌をムシャムシャしてました。
丸々してて…

あんまり鮮明だったので
目覚めてから遺体を入れた箱を確認した のですが
やっぱり死んでいて…

何かね、夢の中で烹椰の後ろに後ろ姿のぷーちゃんと烹遊が居た気がしたんです。

烹椰より一回り大きな子が居て
ぷーちゃんの背中に有ったハゲが有ったので……

後は任せろって事なのかな…

ぷーちゃん、相変わらず面倒見良いなぁ…

悲しくて、不思議な気持ちでした。

仕事中は何かメチャメチャでした。

何やってるか判らなかった…


でも、この烹椰の死にはとても意味が有った気がします。

ぷーちゃんを看取れなかった後悔がずっとあったのですが

烹椰の最期が穏やかで二人の手の中だった事、その場に羚瑙も居た事

それが私達の救いになった気がするんです。

何かね、抱いてる時

「これで楽になれる」


って伝わって来た気がして
私が無理やり給餌して苦しませてたなぁ…と思ったんです。

勿論、私は動物の気持ちが判る能力は無いので
私の感覚でしか無いのですが
何かそんな感じだったんです。

ただ、それに関しては
旦那さんは4日前位に烹椰と通じ合ったと言っていて

今日まで内容を教えてくれなかったんですが
やっと話してくれて
「もう無理」って訴えてたという事だったようです。

私が頑張ってたので言わなかったと言ってました。

丁度その頃から旦那さんが給餌に積極的じゃなくなり

私一人であげる事が何度もありました…

そんな彼に私はちょっと怒りを覚えてましたが……

こうやって一緒に過ごした動物が死ぬ度に
命について考えさせられます。

動物と暮らす事は大切な命を預かって
信頼して貰って生きていく事だと思うんです。

彼等の命をどんなに別れが辛くても
最期まで責任を持つ事

それが動物と暮らすと言う事なのだと。

その中で沢山思い出を作って
お互い幸せだったと思える事を増やしていく……


別れは必ずやってくるもの。

小さな命も大切なんです…
言葉なき彼等だからと簡単に手放したりしないで欲しい。

いじめたりしないで欲しい。

彼等にはあなたしか居ません。

その命を守ってあげられるのはあなたしか居ないのです。

残った羚瑙とこれから沢山の思い出を作りたいと思います。

なるべく長く一緒に居られるように
健康管理したいです。


烹椰……頑張ったね…
一緒に居てくれて有り難うね。

虹の橋で沢山美味しいモノ、食べてね。

ぷーちゃん、烹遊、烹椰を宜しくね。


何か上手くまとまってませんが…